当院ではアトロピンという目薬を1日1回点眼することによって近視の進行を抑制する治療を始めました。治療には低濃度アトロピン(マイオピン)を使用します。
この点眼薬は、アトロピンを0.01%配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Center(SNEC:シンガポール国立眼科センター)のに研究に基づいて開発されたものです。
シンガポール国立大学の臨床試験で、0.01%アトロピンの近視抑制効果が証明されました。
日本でも7大学(旭川医科大学、大阪大学、川崎医科大学、京都府立医科大学、慶応大学、筑波大学、日本医科大学)にて臨床研究が始まりました。
子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。
近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。
マイオピンの治療は自由診療となります。
検査・処方費 1,000円(税込)
お薬代(1ヶ月) 3,000円(税込)
詳しくは、当院スタッフまでお問い合わせください。
有害ミネラルは、一般的な日常生活を送っていても、知らず知らずのうちに蓄積されていきます。生活環境や、生活習慣の違いによる個人差はありますが、人体に影響を及ぼす金属には、カドミウム、水銀、鉛、ヒ素、ベリリウム、アルミニウムなどが知られています。
有害ミネラルが身体に及ぼす影響として、
慢性疲労、肌荒れ、むくみ、アレルギー、頭痛、冷え性、肩こりなど、多くの人に現れる症状のほか、発がんや不妊の原因ともいわれています。
さらに、女性にとって永遠のテーマ、加齢に伴うシワ、シミにも関係するとか!!
今回は、尿中有害ミネラル検査を当院スタッフ(30代後半 女性)が受けてみました。
検査の方法は、体内の有害ミネラルが尿中に排出されるよう、専用の錠剤を服用。
その後六時間の間に排尿された尿の一部を採取し、アメリカの研究所に送りました。
結果は、検査項目20項目のうち、ヒ素、鉛、水銀、タリウムの4項目が基準値を超え、中でも水銀は基準値の3倍、ヒ素に至っては基準値の7倍というかなりの高い値を示しました。
水銀が原因と言われる健康障害・・・視力低下、不眠、集中力低下、頭痛、疲労感
ヒ素が原因と言われる健康障害・・・疲労、胃腸障害、色素沈着
本人曰く、これらの身体症状にところどころ思い当たる節もあり・・・
魚介類の摂取は海のない長野県民の割に食卓にあがる頻度が高く、少なからず影響しているのではないかと。
そして気になるシミ、シワなどの加齢現象。それにも影響があるなら、なんとかしたい!
本人の強い要望で、体内からこの有害物質を排出させるための薬剤内服(キレーション)を予定しています。
キレーションにより、効果のある疾患(米国)
・狭心症
・冠状動脈硬化
・乾癬
・糖尿病による壊疽
・加齢に伴うシワ、シミなどの改善
・視力低下
など・・・
かなり興味深い結果が出ています。
内服開始後3か月で再検査する予定ですので、結果が出次第また報告させていただきます!
この度、ボトックスビスタが目尻のシワに効能・効果として承認されました。
これまでは、眉間の表情ジワ(65歳未満)のみの適用でしたが、これからは、目尻の表情ジワ(65歳未満)にもボトックスビスタが適用になりました。
眉間とあわせて目尻の表情ジワが改善すると目元の印象が変わり、普段から顔の印象が
柔らかく、若々しく感じられるなどの効果が期待できます。
当院でも見た目のアンチエイジングの一環として行いますので、ご希望・ご興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。
プラセンタとは、哺乳動物の「胎盤」を意味します。胎盤には人間に必要なタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素をはじめとした多彩な栄養素が含まれています。
美女と有名な、楊貴妃やクレオパトラ、マリー・アントワネットもプラセンタを愛用していたといわれています。
プラセンタには、組織の再生を助ける「細胞増殖因子」の産生を誘導する可能性があると言われ、美容やアンチエイジンクの領域でも、大きく期待されています。
今回漢方で有名なクラシエからおいしく手軽にプラセンタをとっていただける美容ドリンク、「ボンプラセンタ」が発売されました。味はピーチ味でとても飲みやすくなっております。
1日1本10mlの週間で、あなたのキレイを取り戻しませんか。
当院で扱っておりますので気になる方はぜひお問い合わせください。
スギ花粉症に対する舌下免疫療法始めました。
アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療をアレルゲン免疫療法と言います。
このたびスギ花粉症に対して、アレルゲンを含む治療薬(シダトレン)を舌の下に滴下し、アレルギー症状を治療する舌下免疫療法を開始しました。
今までドライアイの治療は点眼が中心で内服やサプリメントはありませんでしたが、
わかもと製薬からサプリメントが発売されましたのでご紹介します。
オプティエイドDEです。
乳酸菌やω脂肪酸であるEPAとDHAや、目に良いとされているルテイン、亜鉛、ビタミンC、Eなどが配合され、
日本抗加齢医学会でドライアイ改善効果を涙液量で調べるシルマー試験などで検証し、自覚・他覚ともにドライアイ症状に対する効果が期待できることを報告されています。
これからの時期は冷たい風や暖房などで乾燥しがちです。
ドライアイでお困りの方一度お試ししてみては如何でしょうか?
メーカー希望小売価格3,000円(税抜)
11月7日、日本神経眼科学会で行われた斜視に対するボトックス治療の講習・実技セミナーに参加しました。
本年の6月に新たに斜視がボトックスの適応疾患になり、使用にあたって資格の取得が必要になります。そのためには、眼科専門医であり、なおかつ講習・実技セミナーの終了が条件となります。
ボトックス療法は適応疾患ごとに使用資格が必要で、2001年に「眼瞼・顔面痙攣」のボトックス療法の資格を取得し、その後「眉間の表情皺」に対する治療(美容皮膚科領域・ボトックスビスタ)も取得しております。
今回新たに、「斜視」に対してボトックス治療の資格が、長野県内の医療機関としては二番目に取得できる見込みです。
セミナーの後、慶応義塾大学病院時代の後輩と情報交換しました。
早くもイルミネーションが点灯し、クリスマスムードでした。
10月3日、4日と虎ノ門ヒルズで
硝子体手術講習会がありました。
英文タイトルは、
Advanced Vitreous Surgery Course in Tokyo となっており、
やや上級者術者向けの手術講習会です。
国内の経験豊富な先生のほかに、
今回はアメリカからお二人の招待演者の先生がおり、
またサウジアラビアからスカイプを使ったレクチャーもありました。
硝子体手術に関する新しい話題の提供もあり、
大変興味深く聴講しました。
お昼休みに虎ノ門ヒルズの周りを散歩してみました。
近くには東京慈恵会医科大学、愛宕神社があります。
天気も良くて気持ちの良い一日 でした。
8月最後の日曜日は、日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)のサマーセミナーに参加してきました。
このセミナーでは
1.多焦点眼内レンズを含む白内障手術、
2.フェイキックIOL(近視矯正用の眼内レンズ)、
3.LASIKなどの話題を中心に、
屈折矯正手術に関わる新しい話題を取り扱っています。
今回は、ブルーライトカット眼鏡が眼精疲労に有効などといったお話もありました。
本邦では多焦点眼内レンズ手術を選択される患者さんは、白内障手術患者さん全体の2.5%-3.0%と欧米の10分の1程度です。
(当院では、昨年度は8パーセント程度)
使用できる多焦点眼内レンズも欧米では多くの製品が開発され、使用可能となっています。
今回のセミナーのシンポジウムで紹介されたベルギー製のFine Visionという眼内レンズは、国内の認可を受けていないものですが、とても使用成績が良く、感銘を受けました。
Fine Vision PhysIOL®社 HPより
硝子体手術セミナー@東京カンファレンスセンター・品川に参加してきました。ここ数年は毎年参加しているセミナーです。硝子体手術の分野は手技ももちろんですが、器械、器具も年々進歩してきており、より低侵襲になってきています。
慶應義塾大学病院でご一緒させて頂いた、現杏林大学のI教授や、O先生などともお会いすることができ、とても有意義でした。
写真は品川駅の花屋さんです。