安曇野市の工務店家造りコラム
安曇野市の工務店家造りコラム
■実施の施工(建て方〜完成まで)
基礎工事完了後には建て方を行います。建て方後はいつもと同様に金物のチェックや施工の大切なポイントの確認を行います。
この建物は完成後も構造体が見える仕上がりとなっているので後から見える部分もあるのですが、通常は隠れてしまう事がほとんどなので確認できる間に確認します。
その後は屋根工事や内部造作など各種工事が進んで行きます。お互いが干渉しないタイミングを計画してガレージの鉄骨建て方も行います。
■実際の施工(開始から基礎工事完了まで)
まずは現在ある建物の解体です。この建物はもともと築年数がかなり経過していることに加え、今回の地震でのダメージがあったのでかなり痛んでいる印象でした。またオーナーも倒壊の危険性を心配されていたので可能な限り早く解体をさせて頂きました。何か問題が起きる前に解体することができ一安心でした。
■プラン(計画)
この建物は計画自体が地震によるものでしたので倉庫とは言え耐震性についても重視しています。建物の耐震性は在来工法の場合耐力壁の量が大切な要素の一つになります。詳細は省略しますが今回は伝統的な筋カイによる耐力壁ではなく、構造用合板を釘で打ちつける面材耐力壁とします。
間取りは、物置としての機能のみで良いので1階と2階にそれぞれ一部屋ずつとシンプルです。どんな物をどの位収納する予定なのか具体的にお聞きし、また将来の荷物の増加も考慮しながら大きさを検討します。それに加えて今回のケースでは貯蔵用の冷蔵庫が入るのでスペースの確保と、電源の確保を忘れずに行います。
ガレージの大きさについても最適な大きさを検討します。検討する材料として駐車を予定されている車の車種をお聞きしこちらでサイズを検証します。将来車を乗り換えた場合も考慮しある程度の車なら充分駐車できる広さ・高さとします。
これ以外にも様々なことを検討し、オーナーと打ち合わせを重ねどういった建物にするか決定します。
倉庫だけに関わらず、何かを「建てる」ということに対してオーナーの方々は明確にこれだというものを持っているのではなく、漠然とこんな感じのものを、この程度の大きさのものをと希望されている場合が多い気がします。そのご希望に必要なものを足したり引いたり、専門家ではないと気付かないことなどを盛り込んだりしながらどんな建物にするのが良いかまとめていきます。こうしたことが私達がお手伝いをさせて頂く意義の一つなのではないかと思っています。
逆に思い至らない点をお客様に教えて頂くことも多いのですが、倉庫であっても住宅であってもこのような感じで計画を進め、決定していきます。
次回からは実際の施工の様子になっていきます。
松本市内にある住宅の敷地内に建つガレージ付き倉庫の新築工事のご紹介です。
■始まり
そもそも建設予定地には、築年数の古い物置と車庫がありました。今回新しく倉庫とガレージを計画することになりましたが、そのきっかけは今年の6月30日に松本で発生した地震でした。
この場所は松本の地震でも特に被害の大きかった地域にあり、既存物置も瓦が落ち、壁が剥がれたりヒビが入るなどダメージを受けました。
補修という案もありましたが、建物自体がすでに建築後相当期間経過しているということも踏まえ、安心感の面からもこの際建て替えをとオーナーが希望されました。
同敷地内に建つ母屋も瓦が落ち、壁にヒビが入るなどダメージがありました。ちょうど一年前に床暖新設とフローリングへの張替・浴室ユニットバス化などのリフォーム工事をさせて頂いた住宅でしたので、その箇所へのダメージが少なかったことは不幸中の幸いだったと思います。
母屋の方は屋根や壁など各箇所必要な補修を行いました。
母屋や物置の被害の様子の一部です。
HP更新しました。
「コンパクトに広々暮らす優しい家」のコンセプト解説ページと
「豊科の家」の施工例のページです。
「コンパクトに広々暮らす優しい家」は、これからご夫婦2人で過ごす時間が多くなるミドルエイジのオーナーに向けたコンセプトです。
安曇野市や松本市で実際に暮らしているオーナーの方々とお話しをさせて頂き、暮らしの中で変化していくライフスタイルに対応するためのゆとりや、いつまでも心地よく暮らせるための工夫など、可能な限り住む人の立場になって検討しました。
お時間がある時にご覧頂ければ幸いです。
また、さらに詳しい解説やいきさつなど細かい点はこのブログでこれから紹介していきたいと考えています。
10月31日・11月1日の豊科の家完成見学会にご来場頂きありがとうございました。
二日目は生憎の天気でしたが、お家を建てることを考えいる方々の生のお話を聞ける大変貴重な時間となりました。
家の内部の工事も進行していきます。
「豊科の家」は高気密・高断熱のSW工法の住宅ですが、測定しなければ本当に高気密かどうか分かりません。
ということで気密測定です。
豊科の家は木造軸組み工法ですので、各部を組み上げながら金物などを使用して補強していきます。
「ホールダウン金物」や「筋交い金物」等など、使用する場所に合わせていくつもの種類があるので、適切な場所に適切な補強がされているかチェックしていきます。
上棟後には屋根工事も始まります。
まず屋根の防水のためにアスファルトルーフィング(写真の中の屋根の上にある緑色のシート状のものです)を敷いていきます。
ここで確認すべきことは、ルーフィング自体が指定したものかどうか、ルーフィングの重なる部分の幅が適切かどうか、壁と接する部分での立ち上がりの長さは適切かどうか、等といった点です。間違いがあってはいけないので施工時には立ち合いながら確認していきます。
いよいよ上棟です。
前日に基礎の上に土台を敷いてあるので、当日は朝から一気に躯体を組み上げていきます。
前回からの続きです。
検査完了後コンクリートを打設していきます。
地盤調査後は、地鎮祭を行い、その後建物の最終的な位置をオーナーに確認して頂きます。
その後基礎工事に入っていきます。
「豊科の家」順調に進んでいますが、これまでの工程をダイジェストでお送りしていきます。
今回は建替えということで、以前から住まわれていたお住まいの解体工事から始まりました。
解体工事が終了すると
「豊科の家」の構造見学会にご来場頂きありがとうございました。
当日はあいにくの天気ということもあり、ご来場頂いた方の数はそれほど多くはありませんでしたが、代わりに一人一人の方にじっくりと説明させて頂く事ができたと思います。
ご都合でご来場頂けなかった方でも、構造に興味をお持ちの方は随時ご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
電話:0263-62-3039
メールでのお問い合わせはこちら
ずいぶん暖かい日が続くようになりました。
会社には「刻み場」という大工さんが加工や様々な作業をする場所があります。
今日そこに行ってみると
続・梓川の家を振り返って
です。
今日は照明器具について、梓川の家を例に書きたいと思います。
梓川の家の照明
梓川の家の続編です。
前回までの記事
完成に近づいてきたところで内装の仕上げ工事を行います。
天井や壁のクロスや、リビングのコルクタイルを貼っていきます。
ちなみにこのお家では家族の一員に猫もいます。
なので、クロスもほとんどの部分でペット用のクロスを使用しています。
ペット用と普通のものとの違いは、ひっかき傷に強かったり、消臭・抗菌効果が付いていたりします。
ペット用と言っても値段が高くなったり、デザイン性が低くなったりするわけでもなく、通常のものよりは少なくなるものの、ほとんど同じデザインのもあるので、ペットを飼われている方にはおすすめしています。
ただ、傷に強いという性質上、若干硬くなっているので、クロス屋さんの作業が大変だという面もありますが、そこは頑張って貼っていただきます。
内部の工事が順調に進んでいた梓川の家では
外部の工事も始まりました。
これはサイディング工事の様子です。
ここ数日良い天気が続いていてとてもすがすがしいですね。
さて、梓川の家内部工事の様子です。
今日は建具の様子からご紹介します。
内部工事が進む一方。サッシ工事も行われます。
梓川の家、内部進行中です。
SW工法ではボルトの仕様書による様々な指定があるのですが、その中にボルト部分の断熱のための「ウレタン処理」があります。
例えば
順調に進んでいる梓川の家ですが、このブログが追いつけていないので少し振り返ってお送りしたいと思います。
パネルのはめ込みが完了してすぐに、屋根の防水を行いました。
だいぶ更新の間が空いてしまいました・・・と毎回書いている気がしますが・・・
現在進行中の2プロジェクトの紹介をしたいと思います。
1つ目ですが、松本市梓川で新築のお家を建てさせて頂いています。詳細はどんどん書いていこうと思いますが、基本コンセプトとして、少々難しいテーマがありまして・・・その分やりがいがあったのですが、プランニングに少し時間を頂いてしまいました。現在はプランニングを承認頂き、正式なご契約も頂いて着工しています。
2つ目は、松本市の住宅のリノベーション工事です。リノベーションとはリフォームとの正式な境界線はなく、ニュアンスとしては、大規模な改修工事を含め、現状よりもより良い付加価値を家に付けることだと僕は考えています。「再生」といった意味合いのあるリノベーションですが、今回の住宅は実は「家」としての問題がありまして、まず、「家」としての基本性能を復旧させるところから始めなければなりません。詳細は今後ブログで紹介させて頂きますので、そちらをご覧頂きたいと思います。
どちらのプロジェクトも、工務店として、また僕個人として「家づくり」、「家の再生」にどのように関われるのか、オーナーのために何ができるのかを常に考えながらやらせて頂きますので、ご期待頂けたらと思います。
梅雨もまだ明けずジメジメした日々が続いています。そんな中でも施工している職人の方々の仕事振りを見ると、負けないようにしなければと、気合を入れています。
暖かい日が続いて、すっかり春だと思っていたら
今朝の雪にはびっくりさせられました。
天気も冬に逆戻りといった感じですが、
先日あるオーナー様の敷地調査を行った時に
とても可愛らしい春を見つけました。
こちらです。
昨日は豊科のサンモリッツで開かれた電子マニフェストの説明会に行ってきました。