安曇野市の工務店家造りコラム

2012/02/28 16:19

■実施の施工(建て方〜完成まで)

 基礎工事完了後には建て方を行います。建て方後はいつもと同様に金物のチェックや施工の大切なポイントの確認を行います。
 この建物は完成後も構造体が見える仕上がりとなっているので後から見える部分もあるのですが、通常は隠れてしまう事がほとんどなので確認できる間に確認します。

 その後は屋根工事や内部造作など各種工事が進んで行きます。お互いが干渉しないタイミングを計画してガレージの鉄骨建て方も行います。



 無事完成となりました。ガレージも以前より出入りしやすくなり、倉庫も頑強な建物になったことで安心してお使い頂けると思います。

2011/12/26 11:19

■実際の施工(開始から基礎工事完了まで)

 まずは現在ある建物の解体です。この建物はもともと築年数がかなり経過していることに加え、今回の地震でのダメージがあったのでかなり痛んでいる印象でした。またオーナーも倒壊の危険性を心配されていたので可能な限り早く解体をさせて頂きました。何か問題が起きる前に解体することができ一安心でした。



 今回は大きな建物ではありませんが注意点や施工方法は大きい建物も小さい建物も同じです。
 位置出しや丁張りから始まる現場でのチェックは間違いが無いように、特に後で取り返しの付かないことに関しては絶対に間違いが無いようにします。

 その後、基礎の施工がスタートします。倉庫部分の基礎の配筋の寸法やサイズの確認と共に、今回はガレージ鉄骨のためのベースがあるのでそれについても位置や仕様の確認を慎重に行います。


 基礎工事完了まではどの建物でもおおよそこの様な感じで進んでいきます。

2011/12/09 18:44

■プラン(計画) 

 この建物は計画自体が地震によるものでしたので倉庫とは言え耐震性についても重視しています。建物の耐震性は在来工法の場合耐力壁の量が大切な要素の一つになります。詳細は省略しますが今回は伝統的な筋カイによる耐力壁ではなく、構造用合板を釘で打ちつける面材耐力壁とします。

 間取りは、物置としての機能のみで良いので1階と2階にそれぞれ一部屋ずつとシンプルです。どんな物をどの位収納する予定なのか具体的にお聞きし、また将来の荷物の増加も考慮しながら大きさを検討します。それに加えて今回のケースでは貯蔵用の冷蔵庫が入るのでスペースの確保と、電源の確保を忘れずに行います。

 ガレージの大きさについても最適な大きさを検討します。検討する材料として駐車を予定されている車の車種をお聞きしこちらでサイズを検証します。将来車を乗り換えた場合も考慮しある程度の車なら充分駐車できる広さ・高さとします。

 これ以外にも様々なことを検討し、オーナーと打ち合わせを重ねどういった建物にするか決定します。

 倉庫だけに関わらず、何かを「建てる」ということに対してオーナーの方々は明確にこれだというものを持っているのではなく、漠然とこんな感じのものを、この程度の大きさのものをと希望されている場合が多い気がします。そのご希望に必要なものを足したり引いたり、専門家ではないと気付かないことなどを盛り込んだりしながらどんな建物にするのが良いかまとめていきます。こうしたことが私達がお手伝いをさせて頂く意義の一つなのではないかと思っています。

 逆に思い至らない点をお客様に教えて頂くことも多いのですが、倉庫であっても住宅であってもこのような感じで計画を進め、決定していきます。

 次回からは実際の施工の様子になっていきます。

2011/11/16 18:42

 松本市内にある住宅の敷地内に建つガレージ付き倉庫の新築工事のご紹介です。

■始まり

 そもそも建設予定地には、築年数の古い物置と車庫がありました。今回新しく倉庫とガレージを計画することになりましたが、そのきっかけは今年の6月30日に松本で発生した地震でした。

 この場所は松本の地震でも特に被害の大きかった地域にあり、既存物置も瓦が落ち、壁が剥がれたりヒビが入るなどダメージを受けました。

 補修という案もありましたが、建物自体がすでに建築後相当期間経過しているということも踏まえ、安心感の面からもこの際建て替えをとオーナーが希望されました。


 同敷地内に建つ母屋も瓦が落ち、壁にヒビが入るなどダメージがありました。ちょうど一年前に床暖新設とフローリングへの張替・浴室ユニットバス化などのリフォーム工事をさせて頂いた住宅でしたので、その箇所へのダメージが少なかったことは不幸中の幸いだったと思います。

 母屋の方は屋根や壁など各箇所必要な補修を行いました。

母屋や物置の被害の様子の一部です。



 概要は以上ですが、今後はプランのポイントや実際の施工の様子を数回に分けてまとめたいと思います。

2010/02/22 18:47

HP更新しました。


コンパクトに広々暮らす優しい家」のコンセプト解説ページと
豊科の家」の施工例のページです。


 「コンパクトに広々暮らす優しい家」は、これからご夫婦2人で過ごす時間が多くなるミドルエイジのオーナーに向けたコンセプトです。

 安曇野市や松本市で実際に暮らしているオーナーの方々とお話しをさせて頂き、暮らしの中で変化していくライフスタイルに対応するためのゆとりや、いつまでも心地よく暮らせるための工夫など、可能な限り住む人の立場になって検討しました。


お時間がある時にご覧頂ければ幸いです。

また、さらに詳しい解説やいきさつなど細かい点はこのブログでこれから紹介していきたいと考えています。

2009/11/05 18:20

10月31日・11月1日の豊科の家完成見学会にご来場頂きありがとうございました。

二日目は生憎の天気でしたが、お家を建てることを考えいる方々の生のお話を聞ける大変貴重な時間となりました。



今回も城北木材加工さんの家具を展示しましたが、家具メインで来場される方もいました。丁度城北木材加工の専務さんが様子を見に来てくれている時に来られたので色々相談されていて良かったです。


今後も、多くの方とお会いできる機会をつくれるようにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2009/10/27 17:47


安曇野市豊科に建築中の「豊科の家」
オーナーのご厚意で見学会を行わさせて頂く事になりました。

コンセプトは
「コンパクトに広々暮らす優しい平屋」
です。

◆コンパクトな平屋で窮屈さを感じないように暮らすためにはどうしたらいいのか?
◆長野県の寒い冬をどうすれば暖かく過ごせるのか?

といったことを重点的に考えて建ててきました。


当日は、コンセプトが果たして実現できているのかどうか、どのような感じになっているのかどうか、是非皆さんの目で見て、体験して頂きたいと思っています。


日時
10月31日(土)・11月1日(日)
10:00~19:00

ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

電話:0263-62-3039
メールでのお問い合わせはこちら

どうぞ、お気軽にお越し下さい。

◆会場地図

大きな地図で見る

2009/10/25 23:50


工事もいよいよ終盤を迎えてきました。
外部足場も外れて、家の外観が分かりやすくなっています。

南に面している庭ではウッドデッキが作られていきます。

①ではウッドデッキのための基礎となる沓石(クツイシと読みます)を設置しています。当然位置と高さと水平を正確に出しながら設置しました。その後②→③と大工さんの手によって作られていきます。③の時点でまだ完成ではありませんが、広さは分かりやすくなりました。これだけの広さがあればウッドデッキでBBQもバッチリです。

内部でもコルクタイルなどの内装の仕上も終わり、各設備機器の取付も進んでいます。エコキュートや蓄熱式暖房機の設置が残っていますが、あと少しで完成です。

2009/10/15 18:40

家の内部の工事も進行していきます。


(写真1・2)
家の内部工事も後半に差し掛かると建具屋さんと障子&フスマの打合せを現場で行います。これは、その建物のためだけの絶妙な寸法を決めるためで、畳も同じようにその家ごと、畳屋さんに寸法を測ってもらいます。

(写真3・4・5)
キッチンも搬入して取り付けていきます。今回は背面カウンターや食器棚もありますので、かなりの量が搬入されていました。専属の職人さんと打合せをして、キレイに取り付けてもらいました。

(写真6)
食器棚や背面カウンターは通常であれば取り付けたままですが、今回も梓川の家同様に、壁をふかして埋め込みます。
これは、LDKが斜め天井なので、置いただけだと食器棚上部の隙間が通常より大きく出来てしまい、デザイン的に良くない事。食器棚上部にホコリなどの汚れが溜まらないようにするという実用的な面との二つの理由によるものです。写真ではまだ施工を始めたばかりですが、この一手間でグッと一体感が高まります。


リビングの吹き抜け風斜め天井もコルクボードを貼って仕上げていきます。写真では分かりづらいですが、コルクの質感や規則性のある目地が心地良いです。

豊科の家もいよいよ終盤を迎えてきています。オーナーのご厚意により、完成見学会の開催を予定しておりますので写真では分かりづらい部分は皆様の目で実際に見て頂けたらと思います。

見学会の日程は詳細が決まり次第ご報告させて頂きますので、もうしばらくお待ち下さい。

2009/10/12 16:47

「豊科の家」は高気密・高断熱のSW工法の住宅ですが、測定しなければ本当に高気密かどうか分かりません。

ということで気密測定です。


 写真のような機械で気密を測定します。測定後、すぐに速報の結果報告をもらい、後日きちんとした気密測定結果が届けられます。


 上の写真がその速報結果です。気密の程度はC値というもので表します。C値(相当隙間面積)というのは、建物の床面積1㎡あたりにどれくらいの隙間があるのかというものです。

 今回のC値0.47というのは建物の床面積1㎡あたりに0.47c㎡の隙間があるということです。この建物全体の隙間を全て一箇所に集めても約8.5㎝角の大きさしかないということになります。

 このC値0.47が良いか悪いかですが、公庫基準では5以下、スーパーウォールでは1以下を目標としていますので、大きくクリアーできています。

 検査した方のお話によると、今回は気密には不利な引き違いの玄関であったり、サッシが多いわりにこの数値はなかなか見れないですとのことでした。

 気密が良ければそれだけで全て良いというわけではありませんが、クリアーしなければならない一つの項目をクリアーできたということです。

 SW工法はパネルに気密のためのパッキンが付いていたり工夫されていて、基本的には簡単に、確実に気密ができるようになっています。ですが、ただそれに安心しているのではなく、様々な場面で隙間ができないように気をつけてきたので今回のような結果が出せて安心でき、またうれしく思いました。

2009/10/06 20:13

 豊科の家は木造軸組み工法ですので、各部を組み上げながら金物などを使用して補強していきます。

「ホールダウン金物」や「筋交い金物」等など、使用する場所に合わせていくつもの種類があるので、適切な場所に適切な補強がされているかチェックしていきます。



 構造体の工事が終わるとサッシなどを取付ていきますが、丁度その頃に「まもりすまい保険」の検査官による構造検査を受けます。第三者の目で確認してもらうことが重要なことは皆さんご存知の通りです。

検査の結果も問題なく、合格頂いたので、どんどん工事を進めていきます。

2009/10/02 17:03

上棟後には屋根工事も始まります。

 まず屋根の防水のためにアスファルトルーフィング(写真の中の屋根の上にある緑色のシート状のものです)を敷いていきます。

 ここで確認すべきことは、ルーフィング自体が指定したものかどうか、ルーフィングの重なる部分の幅が適切かどうか、壁と接する部分での立ち上がりの長さは適切かどうか、等といった点です。間違いがあってはいけないので施工時には立ち合いながら確認していきます。



 アスファルトルーフィングが敷き終わると屋根の板金を施工します。
今回の屋根は「ガルバリウム鋼板横葺き」です。これも間違いや問題がないか確認していきます。

 屋根は家自体や中で暮らす人を守ってくれる特に大切な部分の一つです。そのためにも念入りに確認しています。

こうして今回もバッチリな屋根が出来上がりました。

2009/09/30 14:50

いよいよ上棟です。

 前日に基礎の上に土台を敷いてあるので、当日は朝から一気に躯体を組み上げていきます。


 豊科の家はSW工法なので、柱や桁・梁などが組みあがると外壁には筋交いではなく、パネルをはめていきます。
 横浜の工場で作られて当日運ばれてくるmade in Japanの部材です。

 このパネルをはめた時点で強い構造と断熱・気密が同時にできてしまうことがこの工法の大きな特徴ではないでしょうか。

 当日は不安定な天気でしたが、無事に上棟することができました。夕方からはオーナーにもご出席頂き上棟式を行いました。

2009/09/25 16:26

前回からの続きです。

検査完了後コンクリートを打設していきます。


いつもお願いしている基礎屋さんですが、相変わらず素早く・ムラなく・丁寧な仕事ぶりです。

数日間の養生期間を置いて型枠を取り外します。
そこで恒例のチェックです。

基礎の深さや高さが指示した通りか、仕上がりはキレイかどうかを確認していきます。

 チェックもただ確認するだけでなく、同時に写真を撮っていきます。安心して次の工程に進むためのチェックですが、後でも確認できるようにかなりの枚数を撮影します。ですので、いつもご紹介している写真はほんの一部です。

 チェックの結果は問題ありませんでした。

2009/09/14 17:02

地盤調査後は、地鎮祭を行い、その後建物の最終的な位置をオーナーに確認して頂きます。

その後基礎工事に入っていきます。


丁張りを行い正確な基礎の位置を指示します。



型枠の設置後に
「型枠の位置は図面通りになっているか。」
「基礎の下になる砕石の厚みは指示通りか。」
といったことを確実に、自分の目で見て確認します。



その後、基礎コンクリートの内部の鉄筋を配筋します。
配筋が完了したあとは、「鉄筋の太さ」「鉄筋の各ピッチ(間隔)」が図面で指示した通りか何箇所も確認します。



ここまで図面通りに出来ていることを確認してこれましたが、今回は今年の10月よりスタートする「住宅瑕疵担保履行法」に対応するために、住宅瑕疵担保責任保険の「まもりすまい保険」の加入住宅となっているので、現場検査が必要です。

今までのチェックがさらに間違いの無いモノになる様に第三者の客観的な目で検査してもらいます。

現場検査の結果合格を頂きました。
安心して次のステップに移っていきます。

2009/09/08 15:23

「豊科の家」順調に進んでいますが、これまでの工程をダイジェストでお送りしていきます。

今回は建替えということで、以前から住まわれていたお住まいの解体工事から始まりました。

解体工事が終了すると


きれいな更地になります。

この段階で、地盤調査を行います。


調査方法はスウェーデン式サウンディング試験という方法で、家が建つ範囲の中の5箇所で調査します。
調査会社はいつもお願いしている㈱日建エンジニアリングさんです。

数日後にはこの調査の結果が届き、この場所は安定した地盤であることが分かりました。
これで、この後のステップに安心して進むことができます。

2009/08/05 15:06

「豊科の家」の構造見学会にご来場頂きありがとうございました。

当日はあいにくの天気ということもあり、ご来場頂いた方の数はそれほど多くはありませんでしたが、代わりに一人一人の方にじっくりと説明させて頂く事ができたと思います。


ご都合でご来場頂けなかった方でも、構造に興味をお持ちの方は随時ご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

電話:0263-62-3039
メールでのお問い合わせはこちら

2009/07/21 17:21


「豊科の家」構造見学会を行います。
日時
   8月1日(土)・2日(日)
   10:00~17:00
場所
   こちらをご覧ください。


「コンパクトに広々暮らす優しい家」をコンセプトにしている「豊科の家」は平屋でありながら広々暮らすために一部吹き抜けのような空間になっています。

今回の見学会時にはその大空間を実現するためのタフな集成材による「登り梁」や、その登り梁の上にスーパーウォールのパネルが固定されているのが見て頂けます。また、耐久性の高い土台や、エンジニアリングウッドを基本としている柱など、これら構造は構造見学会時でないと見れなくなってしまいます。


スーパーウォール(SW)工法を採用した理由は、上で説明した大きな空間を、この寒さの厳しい信州で実現しようとした時に、屋根面を始めとする家全体の確実な断熱が必要だったからです。断熱材を強い合板でサンドイッチした屋根パネルを使用できるスーパーウォール工法を採用することで、寒い信州の冬も暖かく暮らせることができます。

構造見学会では、「豊科の家」が構造的にどのように、広々とした空間と、快適性を両立させようとしているかを見ていただくよい機会だと思います。


・平屋で吹き抜けってどんな感じなの?
・SW工法とはどんな工法なの?
・どのように断熱しているのか?
・基礎の断熱はどうなっているの?

といった構造見学会時ならではのポイントをチェックしてみてください。

今回の見学会は全国一斉SW住宅見学会に参加しています。ご来場時にアンケートに答えて頂くと抽選でプレゼントも当たるようです。


ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

電話:0263-62-3039
メールでのお問い合わせはこちら

当日、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

◆会場地図

大きな地図で見る

2009/04/22 18:17

ずいぶん暖かい日が続くようになりました。

 会社には「刻み場」という大工さんが加工や様々な作業をする場所があります。

今日そこに行ってみると


 写真の様に加工の最中でした。
 刻み場の中は木の香りが充満しています。
 土台に使う米ヒバの匂いでしたが、僕はこの匂いが好きです。

 プレカットが多く利用されている現在、大工さんの木を加工する技術や「腕」は昔ほど重要でなくなってきたかもしれません。しかし、プレカットではどうしても出来ない部分や、リフォーム等の小規模工事の時のように少しだけ加工が必要な時に、上手に出来る大工さんが居ると居ないとの違いは大きいなと僕は思っています。

 このあと、

 とあるモノの色を決めるために大工さんと社長と僕の3人で相談&テスト。そのモノは近いうちにご報告できればと思います。

 結局この時は意見が合わず決まりませんでした・・・

2009/02/06 18:39

続・梓川の家を振り返って
です。

今日は照明器具について、梓川の家を例に書きたいと思います。

梓川の家の照明


LDKはこういった感じの照明です。
梁の上と、自社製作したオリジナルのカーテンボックスの上に間接照明と、
ダイニングテーブルの上にはメインの照明、
キッチンの斜め天井にはキッチン用の主照明と梁の下に手元を照らすためのスポットライトがあります。

ダイニングテーブル上の主照明のアップは

こんな感じで、球体がふわっと宙に浮いている感じがします。

和室

昼間はこういった感じになります。


夜のウッドデッキから見ると



 照明器具も、良いものはコストが高く、カタログを見ながら選んでいくと、すぐに予算オーバーです。予算関係なし、どれでも選んでよいなんてことはまず無いので、コストとのバランスを考えながら、過ごす時間の長い場所には良いモノを、あまり目に付かないところやたまにしか行かない場所はコストを下げるといった工夫をしながら選定します。

 他にも電球の交換のしやすさや入手のしやすさ等も忘れてはならないポイントなので適材適所で考えます。

当然最終的なチェックはオーナーにしてもらいますが、梓川の家ではほとんどご提案させて頂いた通りの照明になりました。

 梓川の家の見学会をさせて頂いてから、「平屋」についてのお問い合わせが増えています。
 平屋はとても生活しやすい家の造りである反面、予算を踏まえるとある程度大きさが制限されてきます。その中で、住む人が幸せに、なるべく広々と暮らせるように、これからも一つ一つそれぞれの平屋を建てるお手伝いができるように頑張りますので、「平屋」にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

もちろん平屋以外のお問い合わせもお待ちしていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

2009/01/15 11:41

梓川の家の続編です。

前回までの記事

完成に近づいてきたところで内装の仕上げ工事を行います。
天井や壁のクロスや、リビングのコルクタイルを貼っていきます。

ちなみにこのお家では家族の一員に猫もいます。
なので、クロスもほとんどの部分でペット用のクロスを使用しています。

ペット用と普通のものとの違いは、ひっかき傷に強かったり、消臭・抗菌効果が付いていたりします。

ペット用と言っても値段が高くなったり、デザイン性が低くなったりするわけでもなく、通常のものよりは少なくなるものの、ほとんど同じデザインのもあるので、ペットを飼われている方にはおすすめしています。

ただ、傷に強いという性質上、若干硬くなっているので、クロス屋さんの作業が大変だという面もありますが、そこは頑張って貼っていただきます。



リビングの床コルクタイルと壁の雰囲気はこんな感じです。
写真だと分かりづらいですがコルクタイルもクロスもきれいに貼ってもらえました。

こうした仕上がりには当然職人さんの腕が大きく影響します。任せっきりはできませんが、安心してお願いできる職人さんを探したり、お付き合いしていることも工務店の大切な仕事の一つだと僕は思っています。

2008/12/11 9:22

内部の工事が順調に進んでいた梓川の家では
外部の工事も始まりました。

これはサイディング工事の様子です。


職人さんが大勢で一気に貼っていく様子は圧巻でした!


これは玄関のタイル工事の様子です。




南側にはウッドデッキもできました。



この頃の内部は
下駄箱や


建具も取り付けられて


システムキッチンなどの設備も取り付けられて

どんどんと家らしくなっていきました。

梓川の家、完成見学会
12月13日(土)・14日(日)のAM10:00~PM7:00です。

2008/12/04 23:00

ここ数日良い天気が続いていてとてもすがすがしいですね。

さて、梓川の家内部工事の様子です。

今日は建具の様子からご紹介します。


この写真は建具職人さんがふすまを作るために、寸法を測っているところです。

図面があるのに、なぜもう一度建具のために寸法を測るのかというと、いくら図面通りに家を建てたとしても、微妙な誤差もあったり、特に寸法に注意しなければならない場所があるからです。和室とリビングの間のふすまは壁に収納されるので、特に寸法に注意しないと壁に収まらなかったり、一枚一枚が美しく重なりません。

こうして作った建具はこの家のためだけのオリジナルなので、当然他の家には使えません。

オリジナルといえばリビングの収納部分もオリジナルの収納家具が造りつけられています。

まだ製作中の写真なのであまり見栄えがよくありませんが、写真に写っているカウンターの下には蓄熱式暖房機がはいります。その上部スペースを利用して収納棚と、オーナーがご希望されている神棚を作りました。

下の写真はキッチンの収納家具です。

これはオリジナルではなく、既製品ですが、完成してからではなく、内部製作中に搬入してもらいました。
なぜかというと

写真だと分かりづらいのですが、キッチンの壁を少しふかして既製品の収納棚を壁の中に埋め込みました。

こうすることで、造りつけの家具とまではいきませんが、ただ床に置くよりも一体感が生まれます。

他にも色々と工夫をしている部分があるのですが、写真だけではなかなかお伝えできない面もあります。見学会ではそういったところも見ていただけたらと思います。

2008/12/02 23:32

内部工事が進む一方。サッシ工事も行われます。



これは玄関の引戸を取り付けているところです。
今回使用している玄関引戸は、トステムの断熱引戸です。

SW工法なので、玄関や窓のサッシも断熱性能のしっかりしたものでないといけません。


この玄関ドアも断熱性能が高く、かなりの厚みがあります。
色も柿渋なので、落ち着いた雰囲気で、良い感じです。

窓のサッシも取り付けられました。

このリビング南面の窓は、大き目の窓にしています。敷地が南面に開けているので、この時期日差しがあれば窓際はポカポカです。
当然サッシも全て断熱サッシ+Low-Eガラスです。

一方内部は、大工さんの造作も順調に進みます。


電気屋さんも配線工事をしています。


もう12月です。一年あっという間ですね・・・

今月中旬には完成見学会行わせて頂くを予定です。
詳細はまた決まり次第ご報告させて頂きたいと思います。

2008/11/25 17:33

梓川の家、内部進行中です。

SW工法ではボルトの仕様書による様々な指定があるのですが、その中にボルト部分の断熱のための「ウレタン処理」があります。

例えば


上の写真の穴の中にはボルトの頭があります。
このボルトは基礎と土台をつなぐためのボルトです。

このボルトをこのままにしておくと、せっかく上に写っているSWパネルでは断熱しているのに、熱伝導率の高い金属製のボルトの箇所で、外部からの冷たさが伝わって、ボルトが結露してしまう可能性があるそうです。

なので、この部分を発泡ウレタンで断熱していきます。

発泡ウレタンを充填するとこんな感じになります。
薄緑色のお饅頭のようなものが発泡ウレタンです。

これを家中の、外部と関わりのあるボルトに対して行います。
地味な作業ですが、一つでも抜けがあると、せっかくのSW工法の性能を発揮できなくなってしまうかもしれないので、気が抜けません。

目視と図面チェックと大工さんに聞きながら家中バッチリ充填できました。


話は変わりますが、先日トステムのSW担当の方からこのようなものを頂きました。


SW工法が「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2007」(タイトル長いっす)の優秀賞を受賞したようです。

この賞はCo2の削減や、省エネルギーを目指すためには、住宅だけではなく、住宅と設備をセットとして考えて、質の向上を図りましょうということらしいです。

SW工法+オール電化での仕様がこのトステムが受賞した仕様規定なので、この梓川の家も規定通りです。せっかくなので飾らせて頂きました。


写真はリビングの床を作っているところです。整然と並んだ木が見ていてとても心地よかったです。

2008/11/24 18:06

順調に進んでいる梓川の家ですが、このブログが追いつけていないので少し振り返ってお送りしたいと思います。

パネルのはめ込みが完了してすぐに、屋根の防水を行いました。



板金屋さんが防水のためのアスファルトルーフィングを施工しています。
いつもながら、職人さんの仕事ぶりは手際が良くてつい見とれてしまいます。

アスファルトルーフィングを敷き終わるとこのような感じになります。


屋根の上の緑色の部分がアスファルトルーフィングです。
隙間なくピッチリと敷かれていることを確認できました。

このアスファルトルーフィングの上に板金の屋根を施工します。梓川の家では屋根にガルバリウム鋼板を採用しています。

そのガルバリウム鋼板の屋根も施工方法によっていくつか種類がありますが、今回は「横葺き」という方法です。

こういう感じです。


分かりづらいので近づくとこういう感じです。


屋根もできて、段々と「家」らしくなってきました。

同時に内部工事も進んでいるので、また次回から
順を追ってご紹介していきたいと思います。

2008/07/09 14:34

 だいぶ更新の間が空いてしまいました・・・と毎回書いている気がしますが・・・

 現在進行中の2プロジェクトの紹介をしたいと思います。

 1つ目ですが、松本市梓川で新築のお家を建てさせて頂いています。詳細はどんどん書いていこうと思いますが、基本コンセプトとして、少々難しいテーマがありまして・・・その分やりがいがあったのですが、プランニングに少し時間を頂いてしまいました。現在はプランニングを承認頂き、正式なご契約も頂いて着工しています。

 2つ目は、松本市の住宅のリノベーション工事です。リノベーションとはリフォームとの正式な境界線はなく、ニュアンスとしては、大規模な改修工事を含め、現状よりもより良い付加価値を家に付けることだと僕は考えています。「再生」といった意味合いのあるリノベーションですが、今回の住宅は実は「家」としての問題がありまして、まず、「家」としての基本性能を復旧させるところから始めなければなりません。詳細は今後ブログで紹介させて頂きますので、そちらをご覧頂きたいと思います。

 どちらのプロジェクトも、工務店として、また僕個人として「家づくり」、「家の再生」にどのように関われるのか、オーナーのために何ができるのかを常に考えながらやらせて頂きますので、ご期待頂けたらと思います。

 梅雨もまだ明けずジメジメした日々が続いています。そんな中でも施工している職人の方々の仕事振りを見ると、負けないようにしなければと、気合を入れています。

2008/03/31 17:18

暖かい日が続いて、すっかり春だと思っていたら
今朝の雪にはびっくりさせられました。

天気も冬に逆戻りといった感じですが、
先日あるオーナー様の敷地調査を行った時に
とても可愛らしい春を見つけました。

こちらです。



この花の名前が分からないのですが、紫の花の輪の中に、
白い花が一輪咲いています。

偶然なのか、オーナー様がこうやって咲くように種をまいたのか
どちらか分かりませんが思わず笑顔にさせてもらいました。

おそらくこの場所は建物になってまうので、植え替えができるのか少し気になります。この日はオーナー様はご不在だったので、次回会うときにお聞きしようと思っています。

天気予報を見ると明日も寒いようですが、皆さん風邪などひかないように暖かくお過ごしください。

2008/02/08 9:35

 昨日は豊科のサンモリッツで開かれた電子マニフェストの説明会に行ってきました。



 マニフェストというと、選挙の時の公約というイメージがありますが、今回の説明会のマニフェストはそれとは違う意味です。

 今回説明会のあったマニフェストとは、産業廃棄物の適正な処理を推進するために定められた制度で、私たちのようなゴミを排出する業者や、処分業者などが、不正なゴミの処理をしないように定められた制度です。

 簡単に説明しますと、ゴミを出すときに、数枚の複写式になっているマニフェスト用の伝票を使用して、運搬業者や処分業者が処理を終えた時点でそれぞれの伝票をゴミを出した業者に戻します。こうすることで、ゴミを出した業者が自分が出したゴミがちゃんと処分されたか分かるという仕組みです。

 今回の説明会はこのマニフェスト用の伝票を電子化しましょう、というものでした。メリットとしては、事務処理の効率化や、データの透明性などがあるようです。

 ゴミを出してしまう業者として、ゴミがどのように処分されているか責任を持つことは当然です。日々の業務の中でつい事務処理的になりがちなゴミの行き先ということも改めて考えさせられるよい機会になりました。

プロフィール
地元の工務店ならではの地域ネタや、当社スタッフのシックハウス診断士補のシックハウス対策コラムなど、皆さんに役立つ情報を発信していこうと思っています。

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