前回予告しました
ルネサンスの歴史に関する本
『ルネサンスの女たち』
著者:塩野 七生
ワタシは知りませんでしたが
この作品が著者のデビュー作だそうです
ルネサンスを生きた
イザベッラ・デステ
ルクレツィア・ボルジア
カテリーナ・スフォルツァ
カテリーナ・コルネール
というこの時代のイタリアの政治に深くかかわった
4人の女性の一生を取り上げています
歴史の中で 男の犠牲になったとか
そういう取り上げ方ではなく
この4人の女性を中心に
その時の歴史の動きを
そうそうたる登場人物とともに
ある意味クールに描かれていて
(この著者のいいところでしょうか)
一人を除いて
どちらかと言うと
男を振り回す、手玉に取るタイプの女性です
痛快なのは 帯にも取り上げられている
カテリーナ・スフォルツァ
自分の城砦に立てこもり
剣を取って戦い
最後に城砦を出なければ子供たちを殺す
と脅され
〝やおらスカートのすそをぱあっとまくったカテリーナは叫んだ
「なんたる馬鹿者よ。私はこれであと何人だって子供ぐらいつくれるのをしらないのか!」 〟
なんたる豪胆・・・・
子供はたまりませんね・・
時代が違うので比較しても仕方ないでしょうが
現代の「強い女性」とは
腹の据わり方も魅力もけた違いとでもいいましょうか
もちろんここまで強いから
男性にモテなかったかと言うと
そんな事は全然なく ものすごく人気があったそうです
それだけ男性の懐も深かったのでしょうね
現代日本にこんな女性が現れたら
どんなことになるのかと空想すると
楽しくなっちゃいますね。。。
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