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『時間はどこで生まれるのか』
著者:橋本 淳一郎



















物理学の先生が書いた本です

ミクロの世界に温度は存在しない

とか

物理学では時間は実であり空間は虚である

とか

時間の創造は宇宙の創造である

などなど

「おっ!?」

と思わせる内容を結構わかりやすく

書いてあります


前に読んだ何か宇宙ものの本で

「十分な距離があれば共時性は成立しない」

と言うのがあって

「そりゃそうだ」 と思っていましたが

この本ではもっと進んで

『「今」は誰とも共有できない』

となります

これまた  「そりゃそうだ」 です

たとえばワタシが「今」と言うもしくは思うだけでも

脳内の神経細胞に信号が流れるのに

ほんの刹那とは言え時間がかかってるんですから・・

何者とも今の自分の存在を共有しようがない


やっぱ 孤独なんですねえ


タイトルの

「時間はどこで生まれるのか」

についての著者の結論は

生命の意思によって ということのようです


「宇宙はあるがままにある」
(マクダカートのC系列って言うんだそうです・・)

しかないのに

そこに過去と現在を生じさせる

生命という名の「秩序」


ウムム  こんがらがりそうですね


やっぱり時間って不思議ですよね



いつもワタシがフツーに不思議だなあ

と思うのは

夜 星を見たとき

「この中には今現在ないのもあるんだよなあ」

とか

帰りの車で高台を走ってて

町の明かりが見えると

「今自分が見てるのは どれくらい前の光なのかなあ」

とか

ワタシのちっちゃなオツムでも

これくらいの不思議は感じちゃうんですよ

何しろこのちっちゃなオツムでしか

世界を見ようがないんですから



とあんまり 深入りすると

訳が分からなくなるのでこの辺で・・・