長らくお休みしてしまいましたこのコーナーですが
久しぶりのUPです
やはり、さすがに週一ペースはきついです・・・
でも読むこと自体はやめてるわけではないので
今後もボチボチペースで続けたいと思います
で、今回ご紹介するのは
『罪と罰』
著者は言わずと知れた
文豪 ドストエフスキー
ずいぶん昔に一度読みましたが
その時は
「名作って難しい・・・」
と言うだけで、面白さはテンで理解できませんでした
今回はなんとなく読み始めたら
「こんなに面白かったっけ?!」
と自分の変化にビックリ
大きな主題
「なぜ、人を殺してはいけないのか?」
ナポレオン・アレキサンダー大王など
過去の英雄は人を殺すことになんのためらいもなかったはず
主人公のラスコーニコフはこの考えから
自分なりの結論を見出し
そして実行
斧で質屋の老婆を殺害
その後
「やはり自分は踏み越えられない」
と葛藤を続け
哀れな少女ソーニャとの出会いで
魂の救済を得ていく
その愛によって救われていく
この、過程が異様な緊張感で描かれていきます
「一人殺せば殺人犯、大量に殺せば英雄」
「なぜ、人を殺してはいけないのか?」
などと言う議論 昔よく聞きましたね
最近でもたまに思い出したように
本やTVで取り上げられる主題ですね
もし、子供にこんな質問されたら
どう答えますか?
もちろんこの物語にその答えが書かれいるわけではありません
やっぱり自分で考えるしかありません
人間性悪説 性善説なんかにも結び付くでしょうし
「法律だから」と言うのも間違いではないと思います
ただ、殺人を「善」と確信して行う人はいないはず
よって・・・
これが答えとワタシは思っています。
しかし、こんな話だったとはすっかり忘れてしまってました