今回の本
これもワタシ的にはかなり
分かりやすくて面白くてお勧め
「進化しすぎた脳」
著者:池谷 祐二(講談社)
”脳もの”はいくつか読みましたが
分かりやすさでは1番のような気がします
わりと新し目で(2007年)
結構売れたようです
脳科学の最先端(この時点での)
の話をこの先生が高校生に講義形式で教えていく
そんな内容です
高校生相手だけあって
出来るだけ易しく 専門用語なども
少なめなので
ワタシのような門外漢にも分かりやすいです
ラジコン・ネズミの話
とか
心とはなんだろう?
とか
視覚に関する話も面白いし
シナプスを介した情報のフィードバック
の話も面白かったですね
印象に残ったのは
この人 結局
形而上的なことも考えていて
「世界は脳が作っている」
見たいな考えを言っています
脳の構造が違って
見えるもの聞こえるものが違っていたら
人にとって世界が全然違うものになる
物理法則すら同じものにはなりえない
(そりゃそうだ・・・)
全身の細胞数60兆
大脳皮質の神経細胞数だけで140億
1個の神経細胞が連絡を取っている細胞数1万
(140億×1万っていくつです?)
その各々が1/1000秒単位で信号をやり取りして
フィードバックのループを描いて
「認識」を作る
(さて、1秒間にいくつの信号がとびかっているのでしょう?)
う~ん
イメージの域を超えてますね
そうやって
「脳」を知ろうとしてるのも
ヤッパリ「脳」
理解に限界があると言いながら
それを無理にでも乗り越えようと
するのも「脳」
何が何を理解しようとしてるのか・・
わかんなくなります・・・