昨日、おとといの諏訪での見学会にご来場
頂いた皆様ありがとうございました!
詳しいご報告はコダマチャンにお任せ
ということで(こちら)
今回も生物化学もの
またしても同じ著者 福岡 伸一氏
「動的平衡」 です
前回ご紹介した
「生物と無生物のあいだ」
でも主題として取り上げられた
シェーンハイマーの
「生命現象とは動的流れの中にある平衡状態である」
と言う定義をそのままタイトルにした本です
ワタシの好みだけの事かもしれませんが
この人は ”ホンモノ” 感があって
いいです
ちゃんとした
思考・思想の感じられる
物静かな雰囲気が文面からも感じられます
以前脱税のばれた
どっかの売れっ子脳科学者(?)とはチョット
違います
この本は
内容的にも前回のものよりかえって
分かりやすいと思うので
最初に読むならこっちのほうが
いいかもしれません
女性にも気になる
生物学者の目から見た
「ダイエットの科学」や
化粧品会社が怒りそうな
「ヒアルロン酸」を顔に塗りたくること
に関するお話なども
面白いです
「ミトコンドリア」は
体内にいる別の生物
とか
ノックアウトマウス
「えびす丸1号」
など 章別のタイトル見ただけでも
面白そうだとは思いませんか?
ついでに現在のワタシ達の生命観に
大きすぎる影響を与えた
やっぱり出ちゃった感のある
怪物(天才) ルネ・デカルト
(「デカルトの骨」なんて言う面白いノンフィクションもありますよ)
ワタシが1番面白かったのは
余談の様に書かれた話ですが
「なぜ大人になると時間が早く過ぎるのか?」
と言うよく出る話に関する
著者の考え
これって意外と答えだせない話で
実証のしようのない事柄だから仕方ないですが
今まで「そうかあ なるほど」
と言う意見はあまり聞いたことがありません
でも今回は
いい感じの答え
年をとるほど代謝速度が落ちる
→実際に感覚で感じる時間の経過は遅いはず
→子供の頃から進んでいる回りの時間は一定
よって
年をとるほど月日のたつのが早く感じられる
座布団 山盛り!!
って感じです
物理的時間と生物的時間の違い
納得です。。。