こんばんは
それにしても落ち着かないお天気ですね
それでもゴールデンウィークとあって
街を走るとかなりな混み様です
皆様は楽しく休日をお過ごしでしょうか?
ワタシはフツーに仕事です
世間が休みが多いので打ち合わせ意外は
電話もあまりならず
静かにデスクワークがはかどります
突然ですが
「どうやら議論と言うものの作法を心得ていないようだ。
いいかい、ロベスピエール君。
大切なのは議論を通して、最善の結論が得られる事だ。
・・・・反対意見というものは、見落とされていた点に注意を促し、あるいは足りないところを補い、そうする事で結論をより完成に高めるためにあるんだ。
論者と論者は対立関係にあるんじゃない。
むしろ共闘関係にある」
「・・・・ああ、それこそ民主主義的な議論の方法というものさ。
逆に君の頭にあるのは、論争なんじゃないかなあ。
ひとりの権威が高論を唱える。
また別な権威が別な高論を唱える。
どちらが正しいか、喧嘩になる。 あげくに強いほうの権威は勝ち、弱いほうの権威は負ける。
不可避的に勝者と敗者が出る。
致命的な欠陥があったとしても、勝者の理屈は貫徹され、貴重な指摘をしていようと、敗者の理屈は省みられる事がない。
それが論争であり、つまり論争とは封建的なものなんだよ。
現に貴族どもは、そうやって第三身分を黙らせてきたわけだからね。
自分たちの利益ばかり、追及してきたわけだからね」
はあ~
長かった・・・
弁証法の「正・反・合」みたいなことを
分かりやすく上手く書いてるなーと
感心したので頑張って写してみました
どうでしょう
震災後も続くわが国のくだらない
「論争」の根底にあるものを言い当てて妙ではないでしょうか
お気づきの方もいらっしゃると思いますが
この文章はフランス革命を主題にした
小説からの抜粋です
小さい頃よく見てたアニメ
「ラ・セーヌの星」を思い出しながら
楽しく読んでます
民衆が命がけで勝ち取った
「民主主義」「人権」と
一度殺されて
他人から与えられた民主主義の違いは
大きいのかも知れませんね・・・・・
「革命の獅子」と呼ばれた
ミラボー伯爵です
本のタイトルは
「小説 フランス革命」
各巻ごとにタイトルがついてる
佐藤 賢一氏の長編です
独特の書きっぷりが面白いですよ
良かったら読んでみて下さい
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ロベス・ピエール、懐かしい!
「議論」「論争」について、感心してしまいました。勉強になります。わかりやすいですね。
ところでこのロベスピエールに話しているのは誰ですか??