床も、全部撤去し、沓石を新しく設置し直しました。
これにより、新築と同じようにたわみのない平らでしっかりした床組が出来ます。
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既存玄関の框を再利用しながら床組を改修します。
手作業で手間は掛かりますが、生活の歴史が刻まれた框を再生し、再び蘇らせることが出来ます。
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今回は、外壁を残しながらの改修となりますので、土壁を残しながらの補修・補強をします。
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内外の壁の痛みも激しく、耐震補強のためや、使い勝手を考慮し窓の位置変更するため、西面の壁が全面撤去となりました。
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まずは、和室の解体から始まりました。
断熱材もなく、押入が使いにくいので、改修することにしました。
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西日が強くはいる、出窓。
使いづらいと言うことで、出窓を取り払い、断熱サッシに外付けのアルミルーバーを取り付けることにしました。
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家の耐震化は、一度に全体を行えることが理想ですが、
予算や、生活をしながらの改修となるため、家庭の諸事情で一気に出来ない画家邸が多いのが現状です。
そのため、将来的に、家全体の耐震化を図るため、耐震診断及び、建物全体の耐震計算をして計画的に補強していくことにしました。
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