内装には、一段上がった天井部分を金箔模様のクロスとし、
カーテンは朱の抽象的で優しく漠然とした柄模様で、
カーペットをブラウン基調の唐草風模様でご提案差し上げました。
「天井が金・カーテンが赤」と言葉で表すときついですが、
法事の時など服装が黒と白で、肩を触れあうようにして座っている時に、もっとも美しく落ち着いてご先祖に思いをはせることが出来るように心がけました。
既存の天井の形はそのまま利用し、間接照明を付けました。
仏間ですので、厳かさで且つ落ち着いた雰囲気にしてみました。
正面のドア部分を壁にし、仏壇置き場として唐草模様の壁にしました。
以前、飾り棚であった所に、亡くなったお爺さまの描かれた、
思い出深い、家族の絵を飾るようにしました。
既存床には、ゆがみ・たわみ・ガタツキ等はみられなかったので、
沓石と束には補強・補修をし、断熱材を充填し、既存フローリングの上から新しく無垢フローリングを張りました。