(写真左、ミキさん、余裕の表情)
(写真右、店長、ミキさんに遅れること5分で山頂登頂、足つってます)
6月28日、日帰り
皆さんは餓鬼岳をご存知でしょうか?
最近、山ガールが沢山いるらしい?燕岳(燕山荘)から北へ約6kmの山です。
私も、地図で場所はわかっていましたが、登るのも大変そうだし、はじっこにあるので、まああえて行かなくてもいいか、と思っていたのですが、チームメイトの元(現役か?)、山ガールのミキさんが、餓鬼岳面白いよ~とおっしゃるので、だまされたつもりで登ってみました。
いや~、素晴らしいお山でした!
白沢登山口の標高は993m、餓鬼岳は2647mですから、標高差は約1650m、この前登った常念岳の標高差が約1500mですから、今年1番のチャレンジです。
いつもミキさんが、2人のお子さんを小学校に送り出してからの出発になるので、この日も登山口スタートは9:30頃、コースタイムは往復11時間ですので、ちょっと飛ばしぎみで行かないと、2人のお子さんが夕飯にありつけなくなってしまいます。
そんなこともあるのでしょうか?かあちゃんのペースについてついていくのに、こっちは必死で汗だくです。かあちゃんは強い!
しばらくいくと、それは美しい渓谷に入ってきました。白沢というだけあって岩や石は白っぽい感じで(花崗岩だと思います)流れる水は透明で清らかで、まるでおとぎの国に入ってきたような感じでした。反面、クサリ付きのトラバース道では落ちたら上がってこれない川の中、みたいなところもあり、あきさせません。大きな岩を登らせたり(鉄のくい付き)川原を歩いたり、マイナスイオンをいっぱいあびて、気持ちよかった~!です。
その後、道は急登へ、はじめは交代でお歌を歌う余裕もあったのですが、落石注意のガレ場へくると、お互いに気合を入れあって、登っていきます。ミキさんの面白いというのは、こういうクタクタになってヘベレケになることなんだな~と再確認しました。
そんな登りの笹道もやっと終り稜線にでます。しばらく歩くと、視界がパ~と開けこの前登った有明山が目の前に見えました。登った山を見るとその山に親近感を感じませんか?そんな思いを感じながら、歩みを進めます。
餓鬼岳の頂上らしきものが、遠くに見えてきました。まだけっこうあるね~!最後の4~500m、1~2時間はけっこうこたえます。
百曲がりの登りの途中で初めて人に出会いました。何と餓鬼岳小屋の人で今日小屋を開けるとのこと、えらいバテてて足をマッサージしていて、30分位したら小屋に行きます。と言うのでお先しました。
ということはあと少し、おっと、雪も出てきました。アイゼンは必要なく久しぶりに雪の感触を楽しみます。
やっと、もう、まもなく小屋だ~というところで4時間弱、私はもうヘロヘロで、ミキさんだけでもキリのいいところで、4時間で登ってくれ~!と言ったら
ミキさんは私を置き去りにして、ダッシュ!で無事4時間で餓鬼岳山頂到着!私は上の写真のように5分遅れで山頂へ、足つってます。
お~!!!なんて素晴らしいながめなんだ!!!
他に誰もいない山頂からは、西には裏銀座コースの烏帽子岳や野口五郎岳、などの渋めの山々、北には近々いく予定の爺ケ岳を始めとする後立山連峰がそびえています。南には燕岳と燕山荘が、
本当、こんなお山登りができて幸せです。
(小屋開け前のブルーシートが渋い)
山頂をあとに、餓鬼岳小屋へ、さっきの追い抜いてきた小屋のお兄さんが、もう1人の方と小屋開けをしています。今シーズン初めてのお客として、麦ジュースを購入、1時間ほど小宴会をして、下山します。
こんなとこ登ってきたんだ~という感じのけっこうな急坂を慎重に下りました。お互いに2回位はしりもちをついて、無事下山、お休みを入れてトータル8時間の楽しい!お山登りでした。
次回は7月5日、燕岳-東沢乗越コースです。
2012/07/06 18:53
[店長日記]
投稿者 : サニーサイト