2012/07/06 18:53


(写真左、ミキさん、余裕の表情)
 (写真右、店長、ミキさんに遅れること5分で山頂登頂、足つってます)

6月28日、日帰り

皆さんは餓鬼岳をご存知でしょうか?
最近、山ガールが沢山いるらしい?燕岳(燕山荘)から北へ約6kmの山です。
私も、地図で場所はわかっていましたが、登るのも大変そうだし、はじっこにあるので、まああえて行かなくてもいいか、と思っていたのですが、チームメイトの元(現役か?)、山ガールのミキさんが、餓鬼岳面白いよ~とおっしゃるので、だまされたつもりで登ってみました。

いや~、素晴らしいお山でした!
白沢登山口の標高は993m、餓鬼岳は2647mですから、標高差は約1650m、この前登った常念岳の標高差が約1500mですから、今年1番のチャレンジです。
いつもミキさんが、2人のお子さんを小学校に送り出してからの出発になるので、この日も登山口スタートは9:30頃、コースタイムは往復11時間ですので、ちょっと飛ばしぎみで行かないと、2人のお子さんが夕飯にありつけなくなってしまいます。
そんなこともあるのでしょうか?かあちゃんのペースについてついていくのに、こっちは必死で汗だくです。かあちゃんは強い!
しばらくいくと、それは美しい渓谷に入ってきました。白沢というだけあって岩や石は白っぽい感じで(花崗岩だと思います)流れる水は透明で清らかで、まるでおとぎの国に入ってきたような感じでした。反面、クサリ付きのトラバース道では落ちたら上がってこれない川の中、みたいなところもあり、あきさせません。大きな岩を登らせたり(鉄のくい付き)川原を歩いたり、マイナスイオンをいっぱいあびて、気持ちよかった~!です。
その後、道は急登へ、はじめは交代でお歌を歌う余裕もあったのですが、落石注意のガレ場へくると、お互いに気合を入れあって、登っていきます。ミキさんの面白いというのは、こういうクタクタになってヘベレケになることなんだな~と再確認しました。
そんな登りの笹道もやっと終り稜線にでます。しばらく歩くと、視界がパ~と開けこの前登った有明山が目の前に見えました。登った山を見るとその山に親近感を感じませんか?そんな思いを感じながら、歩みを進めます。
餓鬼岳の頂上らしきものが、遠くに見えてきました。まだけっこうあるね~!最後の4~500m、1~2時間はけっこうこたえます。
百曲がりの登りの途中で初めて人に出会いました。何と餓鬼岳小屋の人で今日小屋を開けるとのこと、えらいバテてて足をマッサージしていて、30分位したら小屋に行きます。と言うのでお先しました。
ということはあと少し、おっと、雪も出てきました。アイゼンは必要なく久しぶりに雪の感触を楽しみます。
やっと、もう、まもなく小屋だ~というところで4時間弱、私はもうヘロヘロで、ミキさんだけでもキリのいいところで、4時間で登ってくれ~!と言ったら
ミキさんは私を置き去りにして、ダッシュ!で無事4時間で餓鬼岳山頂到着!私は上の写真のように5分遅れで山頂へ、足つってます。
お~!!!なんて素晴らしいながめなんだ!!!
他に誰もいない山頂からは、西には裏銀座コースの烏帽子岳や野口五郎岳、などの渋めの山々、北には近々いく予定の爺ケ岳を始めとする後立山連峰がそびえています。南には燕岳と燕山荘が、
本当、こんなお山登りができて幸せです。

(小屋開け前のブルーシートが渋い)


山頂をあとに、餓鬼岳小屋へ、さっきの追い抜いてきた小屋のお兄さんが、もう1人の方と小屋開けをしています。今シーズン初めてのお客として、麦ジュースを購入、1時間ほど小宴会をして、下山します。
こんなとこ登ってきたんだ~という感じのけっこうな急坂を慎重に下りました。お互いに2回位はしりもちをついて、無事下山、お休みを入れてトータル8時間の楽しい!お山登りでした。

次回は7月5日、燕岳-東沢乗越コースです。









2012/07/02 17:17

(左、5/17山頂、避雷針もかねる鳥居、下は雪)
(下、6/7山頂鳥居下、下左より、み~ちゃん、タケちゃん、店長、ミキさん)

有明山はとっても、とても楽しい、面白い山でした。

標高もアルプスに比べると低いし(2268m)燕岳から見ると下にあるし、ちょっとバカにしていたのですが、なんの南野?手ごたえ抜群でした。

思わず1ヶ月のうちに2回も登ってしまいました。
1回目は5/17、2軍メンバーのミキさん、タケちゃん、私(店長)の3人で中房の有明荘裏よりスタート、初めからそれなりの登りで、はしご、ロープもしばらくすると出てきて、お~なかなかのもんじゃないかい!
と思っていたら、1時間位からはロープと雪と斜面も、グ~!ときつくなってきて、先頭のミキさんに
思わず、”ちょっとゆっくり行って下さいよ”コールを出してしまいました。

泣き言を言いながらも、途中から見えてきたアルプスの雪景色に、お~ものすげ~キレイだ~!ありゃ常念かね~(実際は大天井)と感激したり、しゃくなげ(まだ咲いていません)が、登山道まわりにたくさんあって癒されました。

やっとの思いで尾根道まで出て、あともう少しで山頂だね、と話しながら看板にしたがった?つもりで斜面を登っていきました。ピンクマークも少しあるし、雪の踏み跡をたどっていくのですが、ほぼ垂直に近い雪のある斜面を木につかまりながら、やっとの思いで、???登っていきます。そして見事ピークに到着だ~!!!と思ったら、そこは有明山の西、約1キロにある名もない2283mのピークでした。
うひゃ~アドベンチャーレースじゃなくて良かった~と心底思った瞬間でした。(5日前に奥多摩大会参加)
こうして見事?!2ピーク、取れた楽しさ満載の1回目、有明山登りでした。

2回目は6/7、2パーテイです。
タケちゃんとみ~ちゃんが中房からの裏参道、ミキさんと私(店長)は黒川沢(標高約900m)の表参道コースです。
信州日帰りの本、によると中南信で難易度4のうち、4がついているのはこのコースだけです。(裏参道は3、燕岳、常念岳一の沢コースは2)
気持ちのいい沢沿いの登山道を1時間位歩くと、標高約1400mまで来ました。ここで中房とほぼ同じ高さです。そして穂高の山猿、はぎちゃんが ”ここから先はきついよ~”と言い残し追い抜いて行きました。 そして本当のものすごい滝(妙見滝、白河滝)が出てきて見とれてしまいます。
そして横にはほぼ垂直の斜面にクサリが、、、ヘルメットをかぶって、ヨッシャ~行くぞ!と気合を入れて登り始めます。岩場ではなく回りに木や草や笹があるので、それほど怖さは感じませんが、クサリやロープ付きの急登が続きます。

そしてこの前は見れなかった、しゃくなげ、のお花が見れました。”まるでミキさんの様に美しい!今日はお花に囲まれて幸せだ~! なんて言ったっけ?


急登の次は斜面のトラバース、かなり切り立っていてロープが付いていますが、すべって落ちたら終わりっていうところです。笹があるのでそんなに怖い感じはしませんが、ここはかなり危険だと思いました。案の定、ビビリの私は1回、ロープにぶら下がってしまい、切れたら終わりでした。くわばら、くわばら。
行者道だっただけあって、そこかしこに古い祠があったりして、ムードもありました。
そんな楽しい山登りも約3時間かけて(コースタイムは約6時間、はぎは約2時間、早けりゃいいってもんじゃありません。安全第一です)汗びっしょりになって山頂到着です。
あ~!ものすごい疲れた~!でもものすごい達成感です。
そして今回は山頂で約2時間もまちぼうけ、を食った(ごめんね)み~ちゃんとタケちゃんがあたたかいラーメンを作ってくれました。
あ~なんて幸せなんだ!!!みんな、ありがとう、
いただきます!汗と涙の味がする、極上のラーメンをいただきながら、感涙?する私とミキさんでした。
有明山は素晴らしい、また秋に登ろうね。と約束して下山しました。

これからは、いよいよアルプス山登り。
たのしみ、楽しみ!です