フランスから戻って来たばかりの私に、
峯下農園から荷物が届いた。
アスパラざくざく、
チンゲンサイ。こかぶ。
そして……、
何だろ、これ。
す〜っっと伸びた茎からは茗荷の葉っぱが付いている。
しげしげと眺めている私に、HOLLYが一言。
『それ、茗荷たけ!』
ええ??
茗荷たけって、伸びてきた茎の中心から、
一本、シュッと伸びてる、野蒜みたいな黄緑のやつじゃないの??
広げると葉だから、
葉っぱの元の事かと思ったよ。
黄緑君をちょんちょん引っこ抜いて、
薬味にして、冷奴に乗せると美味しい!
私、大好きなんだけど…。
う〜む。
根本は、茗荷の白だ。
繊維の感じも茗荷的。
でも、根っこが付いてるよ??
思い込んでいたのが、上下逆さまの部分なので、
とても不思議だった。
HOLLYは、茗荷たけをさっと手早く洗い、
『この白い所に味噌付けて食べるんだ』
と言う。
皆さんは、初めて出会う食材をどうやって食べますか?
私はまず、匂いを嗅いでみる。
う〜む、薔薇の香り……
な訳無いか。
よ〜しっっ
ポリッといってみた。
うわぁ〜っっ!!
次週へ続く。
あ、それ、ヤダね。
ドラマみたいに、気になるから。
小ネタ割愛。
口の中一杯に、
野生味溢れる茗荷の香り!!
茗荷より、蒼く清々しい!
私、茗荷大好きなので、
たちまち虜になった!
あ〜、コレ美味しいわ。
梅雨に茗荷は、竹の様にぐんぐん伸びる。
だから茗荷竹。
伸び出した、一番芽だそうだ。
食べられるのは梅雨の今だけ。
やがてしっかりとした茎になり、
根本には白い茗荷が出てくる。
それが(茗荷子)。
子っっって(#^.^#)
可愛い。
うへぇ〜っっ!!
知らなかった!
あれあれ?
もしかして、皆さんは御存じでした…?
私のフランス滞在、長過ぎたかな〜っっ。
お客様の想像も様々。
一番多かったのが、
茗荷茸。
茗荷味の茸……。フムフム。と想像しておりました。
さぁさぁ、
谷中生姜の様に、
根本をポリッとやってくだせぇ。
私が思い込んでいた
茗荷竹(穂先)。
こちらも負けずに美味しいので、
刻んで、味噌に混ぜました!
ひゃ〜っっ
雨降ってる事忘れちゃうね。
ぬか漬けの大根も、いい具合に漬かってるじゃねぇかい。
乱切りにして、ボリボリといってもらいやしょう。
梅雨空の毎日。
茗荷竹の清々しい香りと味は、そんなうっとうしい湿気を吹き飛ばしてくれる気がします。
夏はすぐそこですが、
梅雨には梅雨の楽しみがありますね!
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