今年も昨年につづき、蕎麦が不作だ!
原因の一番に上げられるのは、夏の集中豪雨と
異常高温の影響によるものだ。
もちろん、日本列島も広いので、場所によっては
天候の影響をあまり受けない所もあったようだが?
いずれにしても、蕎麦に限らず夏の異常高温で
多くの農作物が被害にあっている。
このように二年続けてそば粉がこの様な状態になることは、
初めての事で、正に異常気象と言わざるを得ない。
今年も原料相場は高騰しており、原料の確保に
頭を悩ませています。
今までは、毎年当たり前のように、秋になれば新そばが出て来て、
お客様に提供するという事が自然に行われてきましたが、これからは、
その年の状況で、よく考えて行かなければと思っています。
昨年も、このような状況で頭を悩ませましたが、
「ピンチの時にこそチャンスがある・・・」と
いう発想で何とか一年を乗り越える事が出来ました。
今まで積み上げて来た経験を生かし、蕎麦のいろいろな部分や
複数の産地の粉をブレンドする事で新しい発見をすることが出来ました。
大切なのはバランスだと思います。
「良い材料は殺さないように・・・
あまり良くない材料は生かすように・・・」
これは、かの北大路魯山人が言われた言葉だそうですが、
ようやく最近、私にも少し分かるようになってきた気がします。
悪い部分ばかり見るのではなく、たとえ少しでも
良いところを見て、生かすことが大切だと思います。
認め合えば、そこに信頼関係が生まれる・・・
これは、人も物も同じことかもしれません。
べん
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