「今まで、生まれてから今日まで、この浅間温泉から
出たことがないので、書道で使う動かない・・・文鎮(ぶんちん)
というタイトルでブログを書いてまいりましたが、
今回からは海を渡ったことにより人生の転機となった
事などを書いてみたいと思います。」
もう随分前になりますが、私が40才の時、
サンフランシスコでそば打ちをやってみないか、
という話が友人のギターリスト辻さん
からありました。
私は行きたい気持ちは十分あったのですが、
店のことや家族のことを考えると、
ちょっと無理かなと思っておりました。
それから、一ヶ月程経った正月元旦に、
家族が集まった時、思い切ってアメリカに
そば打ちに行く話をしてみると・・・、
両親が、「是非行ってこい!だいたい
お前は狭い所でそば打ちばかりやっているから、
外国に行って自分自身を見つめ直す
いい機会じゃないか・・・」と言ってくれたので、
思い切って行くことに決めました。
今回のアメリカ旅行は、前年に辻さんが
ニューヨークのカーネギーホールでコンサート
(リサイタル)を行った後に、知人のいる
サンフランシスコへ立ち寄った際、
私の打ったそばの話をしたら、是非一度
食べてみたいという話があったそうなのです。
翌年「サンフランシスコ、チェリーブラッサム
(さくら祭り)」50周年記念コンサートに
辻さんが出演するのに合わせて、
いろいろな日本の文化をアメリカで
紹介して交流したいとの事で、
「辻さんをはじめ、歌や篠笛、書道」など
をやっている方々と一緒に日本の食文化
として手打ちそばのパホーマンスを
やってほしいということでした。
さあ、行くことになった以上は
できるだけの事はしなければ・・・
行くまでにあと三か月位しかありません、
初めてのことなので準備が大変でした。
「そば粉をやばい粉と間違われるんじゃないか?」
などと、いらん心配までして・・・
体重が3kも減りました。
べん