【中1方程式の利用】
●ある美術館の入場料は、大人350円、子ども150円である。ある日の入場者数は154人で、入場料の合計は35,100円であった。この日の大人と子どもの入場者数をそれぞれ求めなさい。
方程式の利用では、基本的に求めるものをxとします。
*これを忘れてしまう生徒が結構います。
この問題では、求めるものは「大人と子どもの入場者数」だからどちらかをxとし、等しい関係にある数量を見つけて式を作ります。
等しい関係
大人の入場料の合計と子どもの入場料の合計の和が全体の入場の合計35,100円
ここでは、大人の入場者数をx人とします。
子どもの入場者数は全体の入場者数から大人の入場者数を引いた数だから、(154-x)人となります。
*これがスッと理解できない生徒がかなりいます。数字だとわかるのですが、文字でx人となったとたんに理解不能になるのです。塾では、数字に置き換えながら丁寧に説明していきます。
大人の入場料の合計は、350x円
子どもの入場料の合計は、150(154-x)円
だから、式は
350x+150(154-x)=365100
これを解くと、x=60で 解答:大人 60人 子ども 94人
*350x+150(154-x)=365100 の計算の仕方ですが、そのまま計算するよりも、両辺を50で割ると
7x+3(154-x)=702で、数が小さくなって計算しやすくなります。
コメント追加