松本市・波田町・山形村・朝日村・安曇野市の小学生・中学生のための学習塾

私は恥ずかしながら、日本のことをよく知らなかった。
日本はどうしてできたのか、日本人の先祖は何かなど日本国の起源についてあまり気にもしていなかった。

それが、2週間ほど前に渡部昇一の「日本史」を読み、古事記の記述に興味を持った。それをきっかけに竹田恒泰の「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」を読み、古事記をしっかり読もうと思い、鈴木三重吉の「古事記物語」に移った。この本は読みやすくてずんずん読み進んだが、話の上っ面ばかりでそれが何のことなのかよくわからない。

そこで、だいぶ以前に買ってあった「母と子におくる　教科書が教えない日本の神話」を並行して読んでみた。これは、物語の続きにその物語がどういうことを意味しているのかがつづられてあり、解りやすかったが、神話の部分だけで終了している。

やはり満足がいかなかったので、梅原猛の「古事記」を読んでみた。
これはすごい本ですね。藤原氏がその権力を確固とするために編纂したものだ、などの政治的背景がわかりやすく解説されていたり、渡来人である天孫族がそれまで日本の大半を支配していた「オオクニヌシノミコト」から国を譲られた話など、「へー、ナルホド、そういうことだったのか」と感動をもって読み終えた。

今、日本史は選択科目になっているが、日本の歴史は選択になぞせずにしっかり教えるべきではないのか。教科書に国の成り立ちが記載されていたないのも、おかしなことだと気が付いた。建国記念日は2月11日だと知っていても、なぜその日なのか知っている人は少ないのではないだろうか。私も知らなかった。

いつか、時間が取れたら日向の国や出雲の国、大和の国へ出かけてみたいと思う。