今日は祝日ですが、学期末テストや中3最後のテストが近いため教室を開きました。
しかし、部活があったり雨や雪のせいもあるのでしょう、思ったほどは出席しませんでした。
最後の生徒が帰ったのが8時ということで、いつもはBGMで流しているモーツァルトを音を大きくして聞きながら、このブログを書いています。
曲は、「セレナード第10番変ロ長調K.361 グランパルティータ」。
この曲の第三楽章は、映画アマデウスに使われています。
モーツァルトの敵役である、サリエリが褒め称える「天上の音楽」ともいうべきとても美しい旋律です。
映画アマデウスの上映年を調べてみましたら、1984年でした。26年前です。
私は28歳。まだ結婚前で、勤めてはいましたが、いつも自分の居場所に違和感を感じていた時期です。その違和感は、大学時代から塾を始めるまでの20年近くの長い間ずーっと続いたのです。苦しい時代でした。
オーディオに凝り、スピーカーキットを買ってきて自分で組み立てて最初に聞いたのがモーツァルトの有名な交響曲第40番。それまで、ジャズやフュージョンしか知らなかった私が、クラシックに初めて感動した曲です。
それからはモーツァルトの虜でした。
映画アマデウスには、魂が揺さぶられるほど感動したのを覚えています。最後のクレジットが終わって、会場が明るくなるまで席を立てなかった。
映画の中で使われていた曲は、どれもこれもすばらしく、それまで知らなかった曲はレコードを買いあさりました。
映画のレーザーディスクも買い、自作のオーディオセットにテレビとレーザーディスクプレイヤーをつなげて、一人悦にいって観たものです。
遠い時代の話です。