中1のときから中3の今までずっと通ってきてくれている生徒がいます。
彼女は基礎的な力が不足していて、中1の頃は計算問題を何回も繰り返したものです。英語の教科書や国語の文章を音読させたりもしました。2年からは速読トレーニングで、読書速度を上げるとともに右脳開発も行ってきました。
「なかなか、上がらないなー」と思っていたのですが、成績表を見直すと、1年のときの成績とさほど変わりません。中3のテストと中1のテストでは、出題範囲や難易度において桁違いに違います。それにこのごろ、特に指導はしなかったのですが、自分でノートにまとめることをし始めました。質問も以前よりは多くなっています。明らかに力がついているのです。
ノートを書いているのを見ながら、「速く書けるようになったな」と話しかけたら、恥ずかしそうに微笑んでうなずきました。そういえば、このところ毎日笑顔が見られます。志望校にも手が届きそうです。
「継続は力なり」。どんな子でも伸びない子はいません。見事、それを証明してくれました。