高校入学者選抜の前期試験について、様々な課題がある中で見直し論議が高まり、23年度からは実施する高校としない高校が出るようです。
また、24年度から屋代高校が公立の中高一貫高校になることが決まっており、どういう人間像を目指す教育になるのか注目されるところです。
県教育委員長の弁では「人物や物事を太く大きく捉えることの出来る本当のリーダーを育成したい」とのことですが、受験勉強の低年齢化という危惧をはじめ、こちらも様々な課題があるようです。
中南信地区の公立中高一貫校は来年度中に決定されるとのことです。
我が県の教育は、高率な不登校数、学力テストの低下傾向、高校中退者の増加(昨年比)、など危機的な状況で暗澹たる気持ちになるのですが、上記のようなことでいい方向に向いてくれればと思います。
前期試験の見直し方法
1 各高校での検討の指針
前期選抜導入の重要な趣旨は、学力検査以外の多様な評価の尺
度により入学者を選抜することであり、その意義を十分に認めた
上で、以下に示す「指摘されている主な課題」に留意し、各校で
前期選抜の実施の有無について検討する。
【指摘されている主な課題】
①前期選抜における不合格者の多さ
②前期選抜の不合格者のほとんどが後期選抜で再び同一の高校
を受検
③合否判定基準の暖昧さ、あるいは合否判定への納得が得にく
いとの指摘
2 留意事項
選抜制度の安定性という観点から、一つの高校で毎年実施の有
無が変わるようなことは避け、実施の有無を変更した場合は、一
定期間は継続できるように留意する。
また、実施の有無を変更する場合は、前年度末までに公表でき
るようにする。
3 検討スケジュール平成21年12月末 前期選抜の実施について各校で協議
平成22年1月 中学校などと意見交換
平成22年2月未 各校の原案作成
平成22年3月 前期選抜を実施する学校と実施しない学校を
発表(教育委員会定例会)
平成23年度入学者選抜から実施