350点以上の生徒に順位を聞いてみました。
A中学では369点で10位、B中学では358点で12位ということでした。
ちょっと待てよ。
5年前のデータが残っているA中学の記録を見たところ、同じぐらいの点数で17位ぐらいです。358点だと20位ぐらいでしょうか。B中学の人数はA中学の約1.7倍なので、B中学の順位で行くと37位ぐらいになると思います。
つまり、今回のA中学の369点は5年前の17位。B中学の358点は5年前の37位ということになります。
また、5年前のA中学では400点以上が10人いました。生徒の人数は100人余りで現在もあまり変わっていません。
B中学に当てはめてみると、単純に400点以上は17人ぐらいいてもいいわけです。ところが、今回のテストでは1人しかいないとのこと。
明らかに学力が低下していると言わざるを得ません。
この生徒たちは、本当に一生懸命勉強しています。質問も多いですし納得がいくまでこだわります。
では、この結果はなぜでしょう。
やっぱり国の政策の誤りと考えるしかないと思います。「ゆとり教育」は間違いだった。詳しくは書きませんが「ゆとりのない教育」だったと思います。
加えて、我が県の教育は危機的です。全国統一の学力テストは3年連続順位が下がり続けています。さらには不登校率。小学校では全国ワースト1位、中学も5位の高さです。関係者の皆さんは一生懸命施策を考えているようですが、新聞のニュースを読み返しながら暗澹たる気分になりました。
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