松本市の造園・エクステリア・ガーデンデザインは信州緑地【お庭のサービス】- スタッフ奮闘日記
デレクジャーマンの庭。
書き子が庭を見て初めて泣いてしまった庭です。
デレクは庭師ではなく舞台演出家でした。病気になってから彼は海辺のさびれた町に移り住み、何も育たない潮風の砂地に少しずつ庭を造り始めました。
毎朝海岸へ行き、袋に砂利や流木、錆びた鉄ゴミなどを詰め持ち帰り、それをつかって庭を造りました。中々育たない植物も種から少しずつ環境に適合させ、最終的には沢山の花であふれる庭にしていきました。
彼が亡くなった後、庭はそのまま残り、フェンスがあるわけでもないこの空間には沢山の若者が訪ねるようになりました。
沢山の情報もなく友人に連れられてこの庭を訪ねた私。なのにその庭の真ん中に立った瞬間、色々な想いが溢れ、胸が締め付けられるような気持ちになりました。
殆ど一銭も使わず造ったようなこの庭には、家主亡き後、居場所を与えてもらって誇らしげな鉄くずや流木たちが家主の代わりにその精神を訴えかけてくるようでした。
庭の設計をする私にとって、庭のあり方やその意味を改めて考えさせられた体験。
本もありますので皆さんも興味があれば読んでみてはいかが?
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松本市でお庭のサービスを提供している信州緑地です。
個人宅からオフィス、マンションなど庭木一本からお庭全体まで承ります。
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