SBCラジオを聞いて思い出したこと
先日、車の運転中、SBCラジオで作家藤原ていさんの代表作、“流れる星は生きている”
の事を云っていました。その名前を聞いた時、入社当時の新入社員合宿訓練の事を思い出しました。
現在は行われていませんが、その当時は、新入社員の私達、2年社員全員と、参加希望の先輩達
とで4月一ヶ月の合宿訓練が有り、入社式の夜から合宿所に寝泊りし、日中は会社で業務を
普通に行い、夕方から夜~朝は合宿所で新入社員教育を受けました。
当然の事ながら、朝夕の食事は当番にて、自分たちで先輩達の指導を仰ぎながらつくり
‘食事に感謝して合掌’後 いただいていました。
その教育訓練の中に全員での読書の時間があり、当時一緒に参加され、朝講の担当をされていた
穂苅社長(現会長)が選定され、全員に一冊づつ渡されたのがこの本でした。
太平洋戦争末期の昭和20年、満州国の新京(現中国の長春)から陸路朝鮮半島の北部を廻り
半島を南下して、釜山から博多へ引き揚げ船にて帰国した主人公親子の物語で、彼女の自伝的
経験を綴ったものでした。当時のソ連占領地域の実態を表した記録で、昭和25年ベストセラーに
なった本でした。
当時(昭和48年)24歳の私はその本の衝撃的内容に、自然と流れ落ちる涙を止める事が
できなかった事を思い出しました。
極限状態における人間の本性の表れ方、その反面の癒される場面等、必死の想いで幼子3人を
母親が一人で守って引き揚げて来たことが、克明に記述されていました。
戦後69年経過した現在、国会で何やらきな臭い議論がされていますが、彼女が述べていた
あの戦争の総括“終戦でなく敗戦”を考えた時、戦勝国が常任理事国、敗戦国日本、ドイツ、イタリア
他諸国という国連の枠組みが変わらない限り、日本は他の方面に活路を見出すことの方が懸命と
考えるのは、私だけでしょうかねー?
未だ読んだ事の無い同世代の方々、初めて聞いた若い世代の方々、一読の価値があると
思います。手にとって見て下さい。戦争の愚かさが共感できると思います。
今日は久しぶりに大雪です。道路を見ていると、車の運転もままならないようです。暖かくなったら
又、現場からの報告をさせていただきます。
木造りの家を全国に発信したい 務台がお送りしました。