2012/03/24
H24.3.11 岩手県陸前高田市へ行ってきました。
昨年の3月11日午後2時46分に発生しました『東日本大震災』、東北の太平洋沿岸の方々は甚大な被害を被り、私達日本人に大きな衝撃を残しました。
一年が経過し、私も24歳の若造のときに、今回行きました陸前高田市(人口23,300人)大町商店街再開発工事の設計監理の仕事で4ヶ月程常駐しておりました。そんなことで商店街の方にも知り合いも多いのですが、その中で今回の大津波で亡くなられた方も居ります。どうしても一度現地を訪れたいと思っておりましが、漸く決断し、追悼慰霊式に(テントの外ですが)参加させていただきました。
街は、まったく復興の兆しも感じないほど静まりかえり、私の担当した大町商店街は車道と歩道は残って居りましたが、建物は基礎までも撤去され、面影はまったくありませんでした。立派な土蔵も幾棟も建っていたのですが、何もありません。これから一歩ずつということでしょうが、何処から手を付けて行くのでしょうか。・・・『私も役に立てることをさせて頂きたい』との気持ちをいっぱいに帰ってきました。
途中、石巻市(人口16万人)にも寄りましたが、こちらは街の規模が大きいだけに、被害も大きかったと思いますが、部分的には復興の兆しも感ずることが出来ました。 復興までに何年かかるか解かりませんが、忍耐強く進んで言ってほしいと思いますし、自然豊かな三陸海岸に戻ってほしいと願います。
今回の震災で亡くなられた15,854名、そして未だに行方の解からない3,155名 計19,009名の皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。 合掌
穂苅正裕