2008/11/26
野比のび助邸
先日、社内回覧を見ていたら、アニメや漫画に出てくる家の間取りを趣味で研究している設計士さんの話がでており、その中にサザエさんの磯野家とドラえもんの野比家が紹介されていました。ここでちょっと野比家の間取りを紹介したいと思います。
1階平面図
2階平面図
どらえもんの原作は1969年スタートなので39年前の住宅事情を反映しているようですね。基本的に和室が多く、応接という形で洋室があるパターンですが、リフォームをさせて頂いたお客様でちょうどその年代に当たる建物があったのですがまさに野比家の間取り構成とそっくりで、驚きました。以前から私は漫画家はすごいと思っていました。なぜなら、アイデア、ストーリー、キャラクター、脚本、演出、作画をすべて基本的に1人で行っているのは本当にすごい事だと思います。なにより、その時代背景を的確に把握し、しかも近未来を予測していないと描けないことまで表現していることに驚きとともに尊敬と感動をおぼえます。
間取りを見ていてふと思ったことがあります。2階はのびたの部屋と向かい合って同じ間取りの部屋があります。ということは野比家の家族構成はのびたに弟か妹がいてもおかしくないと思いました。家の間取りというものは色々な事を反映しており、時代をうつす鏡のよう物だと思います。リフォームとは過去を踏まえたうえで、今の時代にあった物に再構築する仕事だといつも感じております。時代の移り変わり共に今の家族にあった住まいにリフォームする仕事はとっても楽しいです。現実世界的に計算するとのびたは現在49歳ぐらいです(永遠の小学5年生ですが)、今まで1度もリフォームしていないとすると増築も含めた大規模なリフォームが必要になる時期です。野比家がどんな家族になっているか想像してみると面白いですね。
安心リフォーム 松本