2015/01/27
SCCM行ってきました
アメリカの集中治療学会SCCMに参加してきました。
前々日から参加して、2日間の小児集中治療のUpdateコースに参加したり、多くの大人のセッションに参加して、「今、自分がどこにいるのか?」がよくわかりました。これを、みんなに還元して、更なるProgressにつなげます(断言)。そして、やっぱり世界は広いなーと再認識しました。物事の視点を一方から見てしまい盲目的になってしまうので、俯瞰的にもの事を見るためのいいきっかけになりました。日本の医療を作っていくために必要なことを考えました。
そして、多くの方が頑張って日本から出て、アメリカで活躍している多くの方に会うことができました。それが一番の収穫でした。写真はその時の食事会です。誘ってくれてありがとうございました。
いやー、ためになった学会でした。また数年に一度は参加したいです。
ぶちょー
2015/01/06
論文
当科の新たなプロダクトです。
2012年までフェローだった田畑雄一先生(現在、京都府立医大勤務)の論文が掲載されました。
good job !
Bilateral diaphragm paralysis after simultaneous cardiac surgery and Nuss procedure in the infant
Yuichi Tabata, Hikoro Matsui, Takahiko Sakamoto, Masahiko Noguchi
Journal of Pediatric Surgery Case Reports, Vol. 3, Issue 1, p27–29
Open Accessなので、リンクは下記です。
http://www.jpscasereports.com/article/S2213-5766(14)00160-2/pdf
田畑先生よりのコメント。
この症例以来、横隔神経麻痺のことをよく考えるようになりました。患者さんと一緒に働いたみんなのおかげで形になりました。”
です。
2015/01/04
再び謹賀信念
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年の我々を振り返りますと、長野PICUは様々な進歩が見られた年であった様に感じられます。今まで育んできたスタッフの統一感が、具体的な行動として実を結び始めた一年だったと思います。
昨年は色々なことがありました。長野県重症症例検討会が軌道にのった事。安定した体制の元、地域連携・院内連携が良好に進んでいること。病棟のチームが更に進歩している事。英語論文が数本出た事。新しいことへの試みを常に受け入れる下地が出来ているのだと実感しています。進歩のために必要な共通したスピリットを持っていると実感します。
先の忘年会で述べさせてもらいましたが、長野こどもPICUはProgress ICUです。立ち止まって休みながらでも、ゆっくりゆっくり自分たちのペースで進歩していって、頂上であるProfessional ICUへ皆で目指していきます。今年も・いつでも・どこでも、目標である「日本一の田舎PICU」を目指して、「楽しく」一歩一歩階段を上っていきましょう。
今年は“おもいやり”を胸に秘めながら更なる進歩をめざします。
Better Future for Kids and Families with Thoughtful Mindsです。
本年も、長野こどもPICUを宜しくお願いいたします。
2015年新年
いつもの通勤路から
長野県立こども病院小児集中治療科部長 松井彦郎
編集長@菌が信念