お知らせ|長野県立こども病院PICU|Pediatric Intensive Care Unit Nagano Children's Hospital

2013/10/03
松本先生より研修感想文

松本先生が去って3日経過しました。
我々もポッカリと穴が空いたような気分です、
大変明るくそして気配りができる性格で、ICUに向いていると思いました。是非戻ってきて欲しい人材です。
感想文を送ってくださいました。
励みになります。
<以下、感想文>
長野県立こども病院PICUでの研修を終えて

私は2013年4月より6ヶ月間、長野県立こども病院PICUで研修させて頂きました。それまで2年間、他県の中核病院で小児科医として一般小児・NICUを勉強しましたが、より重症な小児の集中管理を勉強したいと思い、短期間の研修を希望しました。
6ヶ月間ローテートして私が特によかったと思う所は、①症例の豊富さ、②いい環境(職場)、③いい環境(自然)です。
まず症例の豊富さに関しては言うまでもないです。私のいた(症例が比較的少ない)夏の間でも平均毎日1例は入室がありました。長野県下(一部他県も含む)のあらゆる重症な児が救急車やDr.car、Dr.ヘリを介して運ばれてきます。基本的に長野こども病院では、重症な児の治療は初療から全てICUで行います。よって必然的に様々な処置・手技に触れる機会が増えることになります。また入院例の半数以上は心臓外科はじめ術後症例が占めますが、他の病院では経験できないようなあらゆる手術の術前・術後管理を勉強させて頂きました。
次にいい環境(職場)についてです。ICUでは常に重症の児が複数います。そんな息の詰まるような環境においても、笑顔を絶やさず懸命に看護する看護師の方々、時にユーモアを交えながら指導して下さる指導医の先生方に囲まれながら、日々楽しく研修させて頂きました。専門性が高い職場によくあるような殺伐とした雰囲気など微塵もなく、大変素晴らしい職場だと思いました。
最後にいい環境(自然)です。日々の仕事で疲れた帰り道、あるいは久々のオフの休日、空を見上げるだけで心が晴れ晴れとしてきます。晴れた日にはすぐ傍に横たわる北アルプス連峰がとても美しく、眺めているだけで時の経つのを忘れてしまう程です。食材が全て美味しく、蕎麦は日本中みてもトップレベルの品質だと思います。少し車を走らすだけで有名な観光地・スキー場など行き放題です。

今回長野こども病院PICUで研修させて頂く機会を頂いたことを心より感謝致します。また機会があれば再び働ければと思っています。宜しくお願い致します。

松本 昇


編集長@今度淀川キリスト教病院見学ツアーするね。