お知らせ|長野県立こども病院PICU|Pediatric Intensive Care Unit Nagano Children's Hospital

2013/08/22
最低にして最高の道

最近出会った「詩」です。
PICUで働くスタッフへの応援歌ではないかと個人的に思います。

最低にして最高の道
             高村光太郎
もうよさう。
ちひさな利慾とちひさな不平と、
ちひさなぐちとちひさな怒りと、
さういふうるさいけちなものは、
あゝ、きれいにもうよさう。
わたくしごとのいざこざに
みにくい皺(しわ)を縱によせて
この世を地獄(ぢごく)に住むのはよさう。
こそこそと裏から裏へ
うす汚い企みをやるのはよさう。
この世の拔け驅けはもうよさう。
さういふことはともかく忘れて、
みんなといつしよに大きく生きよう。
見かけもかけ値もない裸(はだか)のこゝろで
らくらくと、のびのびと、
あの空を仰いでわれらは生きよう。
泣くも笑ふもみんなといつしよに、
最低にして最高の道を行かう。

(出典)http://www.geocities.jp/sybrma/221koutarou.shi.html

編集長@「みんなといつしよに大きく生きよう。」に萌えました。