小屋から槍沢へ下るお花畑も、
やはり、通るたびに様子が変わっています。
ミヤマシャジン。
クロトウヒレン。

いよいよ花のシーズンも終盤な感じです。
奥にはまだ雪渓が残っていますが・・・

井村

イワベンケイの実が赤くなっています。
特徴のある形と色で可愛らしい感じです。
正に自然が作った飾り物、
その造形美には感心するばかりです。


花の季節の終盤を飾る植物たちも順次咲いています。
トウヤクリンドウ

チャボヤハズトウヒレン


井村

今日は空気が澄んでいて、山がクリアに見えました。

快晴の山頂。
空の色がほんと真っ青でした。

中岳山頂を行く登山者。

左の小屋があるピークが北穂で、
右の奥、少し尖ったピークが奥穂です。

こんないい天気で、3,000mの稜線歩きができれば最高ですね。


井村

朝までは、ほんと雨も風も強くて嵐でしたが、
前線が南へ下がって予報どおり晴れました。

雨が止んでから晴れるまでの一時、
まだ風が強くて、雲の流れに迫力がありました。



しばらくすると
前線の北側になったので、気温も少し下がって、
からっとした青空がひろがりました。

最高の夕焼けでした。
なんか久しぶりに見る光景です。

今日この夕焼けを見れたお客様は、
とても感動したことでしょう。


井村

今日は朝から荒れ模様の天候です。
そんな天気でもそこそこな人数の登山者の方が、
通過だったり泊まりだったりで来ています。

登山者の出入りする玄関向かいの石垣に、
シコタンソウが風で揺られていました。
他の場所の株は咲き終わってますが、
この石垣のものだけ咲き始めが遅かったので、まだ元気です。

昨日はこんな感じで、午後遅く東側が晴れて、
燕から大天井・常念にかけての稜線がきれいに見えました。
今日は前線が南下してきて濃い霧に包まれています。


井村

不安定な天候がつづいています。
気温も上がらず肌寒いです。

この間まで花が咲いていた植物の葉が、
まだ少しですが色が変わってきました。
ナナカマドなどの紅葉より一足早い草紅葉がはじまってきています。

高山植物の日々の変化が、
山の短い夏を象徴しているかのようです。


井村

まだそれほどの冷え込みではないですが、
空気が冷たくなってきた感じがします。

雲もなんとなく秋っぽかったです。
晴れて日が当たっていても、風吹くと寒さを感じました。
日の出の頃は、薄いダウンジャケットを着ている方が多かったです。

お花畑もシーズン後半を彩る花々が咲いています。
ミヤマトリカブト

タカネヤハズハハコ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマリンドウ


一方、雪渓が融けて間もない場所では、
まだアオノツガザクラが大群落をつくっています。



井村

今日は朝方、星がきれいでした。
日の出も遅くなってきたので、
空の暗い時間が長くなりました。
西の空。
槍の穂先にちょうど「はくちょう座」が半分かかり、
沈もうとしています。

反対側、
明るくなり始めた東の空には、
「オリオン座」が昇ってきていました。
今日の東の空は、
金星と新月前の三日月もあり賑やかでした。

「オリオン座」を見ると、
夏も終わりだなあと思います。


井村

今日はまた朝から雨が降る不安定な天候で、
強く降ったり弱くなったり止んでみたりの繰り返しでした。

そんな天気でしたが、
ほんの一時だけ、霧がはれて視界が開けました。
青空も見えてこのまま天気が回復するかと思ったのですが・・・
願いも空しく、また黒い雲に覆われてしまいました。

でも、霧の隙間から見える氷河地形は幻想的で、
悠久の時間の流れを感じさせるものがありました。


井村

少し風がありましたが、いい日の出でした。
昨日は全く景色が見れなかったので、
皆さん喜んでいました。


夜から晴れていましたが、
日の出の時だけ、
山頂が見えるか見えないかくらいの薄い霧がかかりました。

食堂の窓越しに見る景色はとても迫力があります。
この写真に写っているのは、大喰岳から中岳にかけてです。
直線距離が短いので、
稜線を行く登山者の人数が数えれるくらい、よく見えます。

井村

お盆も終わりで、山の賑わいもひと段落です。
天気のほうも昨日からぐずついています。
霧だけだったり、霧雨だったり、小雨だったり、
風は弱くて、しょぼしょぼした感じです。

風がなくおだやか？　なので、
花や葉っぱに水滴が付いていてきれいです。
イワツメクサの細い花びらにも、小さいつぶつぶが付いています。
実際に目で見ると立体感があってもっときれいなのですが、
写真だと分かりづらいのが残念です。
イワツメクサの茎にも水玉が並んでぶらさがっていました。
大小いろんな大きさがあって不揃いなところがいいです。
チングルマの穂にも付いていて、
薄日がさすとキラキラ光っていました。

こういう天気ならではの景色です。


ちなみに、
この二日間は見れなかったですが、
13日と14日の日の出は、雲が赤く焼けました。
13日
14日
13日のようになるのは滅多にないので、
こういう時にタイミングよく登山できたらいいですね。

井村

お花畑に咲く花も、
数日経つだけでなんとなく様子が変わってきます。
今はこんな花が咲いています。
ウサギギク。

ヨツバシオガマ。

エゾシオガマ。

ハクサンフウロ。


この他にもいろんな花があり、クロユリもまだ咲いています。

槍沢のチングルマは、
台風でだいぶ花は散って、穂がいっぱいできてます。


井村

最近よく目撃情報のあるライチョウ。
この間は親の姿しか見られなかったですが、
やっと噂どおり２羽の子供を見れました。
保護色になっているので分かりづらいです。
岩の上に２羽の子供、その下に親がいます。
お花畑でよく遊んでいるようです。


井村

朝は霧雨でしたが、その後徐々にガスが切れてきました。

日中は気持ちのいい青空が広がり、穏やかな天気になりました。

槍沢の雪渓もさらに融けましたが、
まだ雪の上を登山者が歩いているのが小屋からも確認できます。


【天狗池】
天気が良くなったので氷河公園の方を見てみると、
池のできる雪渓がだいぶ小さくなっているのがわかりました。
写真を撮って拡大してみると、案の定、
雪渓が割れて窪んでいました。
この写真は午後撮ったものです。
朝よりもしっかり池が出ているのが確認できました。


井村

日の出の時間はすぎましたが、外は真っ白。
まだ霧雨です。
すっきり台風一過というわけにはいかないようです。
昨日はかなりの強風と雨でしたが、それはおさまりました。
この後天候は回復してくる予報にはなっているので、
期待したいと思います。

今、小屋のまわりはイワギキョウがいっぱい咲いています。
晴れればこんな風に見えます。
台風で咲いている花は傷んだと思いますが、
つぼみがいっぱいあるので順次咲いていくはずです。




井村

台風の影響がでてきたのか、
午後は雨が降ってきて風も少しでてきました。
朝はこんなにいい天気で、
日の出もきれいでした。

満開のチングルマの花も強風で散ってしまい、
台風後は風景が変わっているかもしれないですね。


先日お花畑でライチョウのメスを見かけました。
登山道上にいて、まったく逃げる様子もありません。
どうも子供が草むらにいるらしく、
「出てきたらダメですよ。」と言うよな感じで、
盛んに子供に話しかけていました。
しばらく見ていましたが、
結局子供の姿は見かけず、母親がこちらの様子をうかがっていました。

たくましいライチョウ親子は、
台風なんてものともしないのでしょう。



井村

昨日の夕方霧が晴れると、
見事な「かなとこ雲」が現れました。
小屋の中にいたお客様にも声をかけて、
その迫力のある光景を眺めました。
広範囲にわたって積乱雲が発達していました。
雷の音がしばらく轟いていたのは言うまでもありません。


昨日の朝は晴天でした。
こちらは、
山岳写真家　岩橋崇至さん　の写真教室御一行。
槍・南岳の稜線へ出発されました。
いい写真が撮れていることでしょう。

先日宿泊いただいた夏山常駐隊のお二人。
この時期自分ではなかなか動けないので、
常駐隊の持ってきてくれる、
登山道やその他いろんな情報がとても助かります。

夏はいろんな方が通過し、宿泊します。
賑やかくて楽しいです。


井村

８月４日現在、槍沢のルートにはまだ雪渓の上を歩く箇所があります。

小屋から見ると、こんな感じです。
槍沢の大曲りからしばらく登ったところから、
大きく雪渓が残っているのが見えます。
夏道も出てきてはいますが、まだ長く雪の上を歩きます。
雪に慣れていない方や下りに自信がなく心配な方は、
軽アイゼンをお持ち頂いたほうがいいかもしれないです。

グリーンバンドより上部は雪の心配はほとんどないです。
雪渓を少しトラバースする程度です。
殺生ヒュッテの下もこれくらいです。

【天狗池】
「天狗池に逆さ槍を見に行きます。」
という話も聞くようになりましたが、
真ん中の雪がたまっている所が池のできる場所です。
まだ雪の下、
池に映る槍の姿はまだしばらくおあずけですね。

井村

８月になりましたが、朝からガスっぽくて、
相変わらず不安定な天候です。

槍沢は今、チングルマが満開です。
雪渓もだいぶ融けて、槍沢も花の季節です。

大槍下のお花畑には、
クルマユリも咲き始めました。

井村