ヒュッテ大槍 スタッフブログ
オールスターキャスト
2015/07/30
今日は、にわか雨が降ったり止んだりの天気でしたが、現在、グリーンバンドからジグザグ路を大槍まで来る道の途中では、ひと夏に咲くほぼすべての花を一気に見ることができる時期となっています。
残雪が融けてハクサンイチゲの白とシナノキンバイの黄色がジグザグ路一面に明るいモザイク模様をかたち作る頃、その他の花たちも、控えめに、あるいは、強く主張して、百花繚乱の様相を呈しています。
玩 (Enjoy)
2015/07/27
大混雑、とはいかないまでも、昨日、一昨日の土・日は、かなりのお客様がお越しになり、食事出しの流れなど、まだまだ、「慣れた」とはいい難い、我われ(特に、新人の)スタッフは、丸々2日間、てんてこ舞いでした。
そして、その、館内掃除の終わった後、今後の課題など、長めのミーティングをして10時を回った頃、玄関の外が極めて賑やかになっているのに気付いて出てみると、大きな声で飛び交う中国語・・・(?)、
ペイント
2015/07/24
ずいぶんと天気の回復した午後、『坊主岩下分岐』道標まで目印のペイントを塗り直しに、いざ、出発。
○印や矢印など、薄くなったペイントを描き直していきます。こんな作業も、地味ですが大切な仕事です・・・。
外は雨
2015/07/23
一日中、雨でした。
でも、昨日は、予定通りの荷揚げができましたので、今夜は、恒例の「空飛ぶサラダの日」です。
見上げてごらん~。
2015/07/22
横地です。
ヘリ荷揚げの日には定番で?登場するようになりました。
というわけで本日は今シーズン3度目の荷揚げです。
一回目、二回目と続き、今回もヘリ日和とは思えない天候。
風もそこそこ、飛騨側からジワジワとガスが湧き、
なんとなく嫌な感じも、今回はスムーズに荷揚げ開始。
最終便のみ通常と異なる場所に荷物が届くという訳で
念願の槍バック荷揚げが撮れると意気込んだものの
同時に風も強まり、ガスで穂先は見えず…。
なんてシャイな奴なんだ!と物思いにふけるも
考えてみれば、四六時中、どんな場所からも角度からも
穂先がハッキリクッキリ見えてるより、
時々チラッと恥ずかしそうに姿を見せてくれる方が
心を惹かれます。(負け惜しみ)
ともかく、槍バック荷揚げの写真は叶いませんでしたが、
実は昨晩、就寝前に満天の星空を見せていただきました。
となれば次は槍バック天の川…欲張りでしょうか。笑
あまり欲張ってはいけないと以前学びましたが、懲りませんw
さて、小屋明けからここ、ヒュッテ大槍で汗を流していましたが、
本日のブログを最後に本来の配属先、燕山荘へ戻ります。
ヒュッテ大槍でお会いしましたお客様、そしてスタッフの優しさに
涙のグリセードで(ほとんど雪は残っていません。苦笑)
明日、下山します。
それでは最後に。ありがとう大槍!
梅雨明けの朝らしく
2015/07/21
近ごろ、うろこ雲など、朝焼けを映す雲の出ていないご来光には、そうそうシャッター意欲の湧かないワタクシですが、このところ、天気のすぐれない日が続いていたせいか、4:30ころからウキウキで、(写真としては面白味に欠ける)今日のご来光に、シャッター切りまくりでした(笑)。
天に向けて昇り立つかのような、槍の穂先と北鎌尾根。
大槍から見る山で、最も美しい色に染まる大喰岳。
気が付けば
2015/07/20
台風一過!とはいかないまでも、もう少し期待していた昨日の天気、ぐずぐずと雨は降り続け、皆さま、ずぶ濡れでのご到着。乾燥室は「収拾がつかない状態」と化してしまいました。
更に、昨夜から再び強まっていた風は、未明には、轟音ともいえるように強まり、夜明け前に出発しようとしていた方々を思い留まらせました。朝食の後、天気は急速に回復していきましたが、風は、一日中続き、今日、稜線歩きだった方々を大いに悩ませた事と思います。
さて、そんな荒れた連休となった槍ヶ岳周辺ですが、ポジティブに考えれば、「雨と風」がタッグを組んだわけで、グリーンバンド上部に残った雪渓は、この強力タッグに散々に痛めつけられたようです。
関東甲信も梅雨明けとなり、今年こそ、「夏らしい夏」がやってくる!と期待しております。
やってくる
2015/07/17
荒れ模様が予想された今日の槍周辺でしたが、つい先ほど、16時半頃までは強い風が吹いていたものの、雨もなく、時折、ガスも切れて槍が姿を現すなど、予報の割には、まずまず、と言ってよさそうでした。
ところが、先ほどから、堰を切ったように雨が降り出し、風も、いよいよ強くなって、台風の接近を五感で感じています。
雪が解け・・・
2015/07/15
横地です。
梅雨の終わりが近づいてきているのでしょうか。
ここ最近は晴れの日が多くなってきたように感じます。
本日、シーズン2度目の水源へ行ってきました。
前回の視察で雪が少ないことに驚きましたが、
この快晴続きでまたもや雪が溶け、薄くなった雪渓が崩落していて、危なくて近づけません。
雪が多いときの作業も大変ですが、雪の少ないのもまた考えものです。
穴に落ちないように慎重に。慎重に。
水源から見る槍沢の景色がお気に入りですが、
日に日に雪が少なくなっていくことになんだか寂しさを覚えます。
スコップ片手に山を駆け巡り、除雪。
山小屋スタッフのとてもカッチョいい仕事(だと僕は思っているのですが、どうでしょうか…笑)も同時に終わりが近づいているということになります。
『大槍のおいしい水』の水源そのものではないですが、すぐ横を流れる『おいしい水』を汲み、小屋番をしてくれている他のスタッフと乾杯。
午後からは積乱雲がもくもくと湧き上がり、太陽が見え隠れする時間が増えましたが、そのおかげ夕焼けが赤く染まったので記念に1枚。
横地 孝典
2015/07/14
霧雨のようなガスに包まれた朝も、時間とともに晴天となりましたが、風は、一日中強く吹き続け、夕方、カメラを手に外へ出ると、槍の穂先には、流れの早いガスがまとわりついては離れ、また、まとわりついては離れ、と目まぐるしく移ろっていました。
一方、東に目を向けると、順光に照らされた大天井岳~西岳の稜線の向こうには、ポカンと大きなひとかたまりの雲が、常念の山頂付近に影を作っていて、風の弱い様子が伺えました。
3日目には
2015/07/12
今日で3日連続の快晴。となれば、「今日こそ!」の布団干し。お客様に「ふっくら&あったか」におやすみいただくための作業ですが、なぜか、自然とスタッフも笑顔になっちゃう作業です。
\(^▽^)/
そして、黄金色
2015/07/11
「東の空に雲の無いご来光は、なかなか写真にならない」なんて、梅雨のさ中に「贅沢」と言わざるをえませんが、こういう時でもご覧の通り、ヒュッテ大槍から見る大喰岳の彩色の美しさは、いつでもフォトジェニックです。
その時、槍は、横顔に陽の光を浴び、ニヒルな表情を見せます。 まるで、圧倒的なカリスマが、決して、我われと目を合わせようとしないかのように・・・。
梅雨晴
2015/07/10
昨日までの雨は何だったんだ!
と思えるような清々しい朝を迎えました。
ゆっくりと周りが赤く染まっていく中、
槍を撮りたい!でもピカッと姿を現すご来光も撮りたい!
と欲張ってクルクル回りながらカメラを構えていると、
どちらも絶好なタイミングを逃してしまいました。
あれもこれもはいけませんね。笑
そんなとき、頼りになるのが大喰岳です。
さて、そんな晴天に恵まれた今日、今シーズン初「大槍の美味しい水」の水源へ偵察に行ってきました。
水源の雪切り作業をする場所は、
急斜面なので、ハーネスを着用して安全を確保して行います。
昨年に比べ、雪が少ないため
僕たちスタッフが頑張って雪を切って行けば
「大槍の美味しい水」が飲めるのもそう遠くはない…かも。
横地 孝典
除雪進行中!そして・・・
2015/07/09
圧倒的に雪の少ない今年でも、残る所には、やはり、例年に漏れずに雪は残ります。そういう所は、小まめに除雪に向かわなければなりません。。
写真↑の、殺生ヒュッテへの道も、間もなく地面まで出せそうですが、槍沢ルートへ直接下りるジグザグ路は、まだもうしばらく雪の上を歩く箇所がありますので、注意が必要です(工作はしてあります)。
雨もまた奇なり...
2015/07/08
荷揚げ予定日の今朝、辺り一面ガス…
これぞ梅雨といった今にも雨が降り出しそうな天気に
果たして今日、ヘリは飛んでくれるのだろうかと
ソワソワ落ち着かなかったものの、お昼前に一瞬ガスが抜けた隙に無事全便終了。
かと思えば、荷物が到着と同時に雨。雨。雨。
時間を追うごとに雨脚を強め、強い風をともなって
小屋の窓をガタガタと鳴らしています。
毎日なんとなく降ったり止んだりの天気に
もう雨はウンザリだ!と思ってしまいますが
今日の雨はたっぷりと命の水をお届けしてくれたので大感謝。
それでも、やっぱり朝になったら晴れてくれ!
と願いを込めて昨日の朝日を一枚。
横地 孝典
これだけ
2015/07/06
曇り、雨、ガス・・・
なんだか、ぐずついた空模様ですが、小屋周りの残雪は着実に融けて行っていて、あとは、ご覧の通り、「これだけ」です。
残雪の多かった去年(の昨日)と比べると、(ナント)このくらい↓違います。
現在のルート状況
2015/07/05
営業開始までは、小屋開け作業に追われ(今年は、天気の関係で入山から3日しかありませんでした)、今は登山道の除雪作業に精を出しています。
そこで、以下に大槍を取り巻くルートの、現在の状況をお伝えいたします。
プロフィール
槍ヶ岳(3,180m)を望む最高のビューポイントにあるヒュッテ大槍スタッフのブログです。