先週、11日～13日にかけて、ヒュッテ大槍の下見に出掛けて来ました。3日間とも暗い霧雨の中、久々の除雪作業を楽しんで（？）まいりました。

11日の天気予報は曇り一時雨。
レインウェアを着て槍沢を詰めて行きます。
馬場平から先は、ひたすらの雪渓歩き。しかも、距離を稼げば稼ぐほど、傾斜がキツくなっていく、体力が試されるルートです。
青息吐息で殺生ヒュッテにあいさつに寄ると、殺生のスタッフ曰く、
「今年は、まだ、ウチから大槍が見えないんですよね～ｗ。」
「え”！・・・てことは・・・」
「うん、雪、多いと思いますよ～。」
つまり、小屋周りの雪が（例年に比べ）非常に多く、西から見ると雪に遮られて「小屋が見えない」という訳です・・・。

そして・・・・・、

なるほど、小屋の3/4は完全に雪の下。小屋周りはここ6年で一番の残雪量です。
「オー・マイ・・・・・」


しかし、気を取り直して、屋根の際（きわ）を掘り出す作業を開始！雨中の作業を厭う事はありませんが、左右にスコップを振るう、その都度、フードで視界が遮られるので、さすがにそれには閉口しましたが・・・（苦笑）。

苦戦を予想したものの、そこは男手3人なので、作業も思った以上にはかどります。



かくして、残雪量の割に、また、ずっと冷たい雨の中の作業であった割に、まぁ、思い描いていた最低限の作業は果たす事が出来ました。


13日お昼・・・、下山し始める時も雨・・・。
3日間ずっと「トホホ」な天気でしたが、意外や、われわれの横顔には、仕事を終えた充実感が滲んでいた「はず」です。ｗｗｗ