稲刈り作業から約3週間、稲の乾燥も進み「米作り体験」終盤となる「脱穀作業」を行いました。 藁を何に使うのか尋ねたところ、ウサギ小屋に敷き詰めたり、小学校での農作業に使うとのことで、藁も無駄なく利用するようです。 作業が進んでいく中、児童たちは作業の効率化を自分の頭で考え、稲の運搬をバケツリレー式で行う方法を考案しました。 そのおかげもあり作業は快調に進みます、しかし進み過ぎて、脱穀が間に合わなくなったりもします。そんなときは「ストーップ!」と声を掛け合い、作業速度の調整をしていました。 脱穀作業も終盤になると、手の空く児童たちも出てきましたが、その児童たちはハゼ掛け棒の片づけを手伝ったり、落穂を拾ったりと、無駄のない作業を行っていました。 春先の種まきから続くコロナ禍により児童たちも不安だったと思いますが、一つ一つの作業を一生懸命行い、ケガもなく無事に脱穀作業を終えることができました。 今後は児童たちと先生による精米作業を残すのみとなり、我々のお手伝いもここまでとなります。 我々自身、コロナ禍という前例のない状況下での「米作り体験」のお手伝いでしたが、大町市の豊かな自然環境や先代たちが長年にかけて築き上げてきた農業用水、また、児童たちと様々な人々の協働があれば、稲は立派に育つのだと改めて感じました。 |
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