大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

http://www.midorinet-omachi.jp

水土里ネット おおまちからのお知らせ

イベントのご案内やイベント報告などをお伝えします。
<< 「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2012 入賞者決まる | Home | 「ふるさとの田んぼと水子ども絵画展2012」伝達表彰 >>

 去る10月初め、大町北小学校から4年生の社会科見学授業として、市内用水路のルーツを訪ねる講師の依頼を市の教育委員会を通じて当水土里ネットおおまちに届きました。
 発端は、北小学校の庭に造られた子どもたちの遊び場であり、憩いの場でもある「ひょうたん池」に流れ込む水路の水が「どこから来るのか、またその水路がどのように造られたのかを知りたい」というものでした。
 依頼を受けて早速実施日に向け、当日「大町市内の用水路の歴史、役割に触れたお話」を予定の荒井今朝一大町市教育長とも協議し、授業の資料等準備を進めることとなりました。
 11月5日(月)午前9時、時折紅葉した葉を揺らす程度の風はあるものの、この時期とすればまずまずの天候に恵まれました。
 定刻少し前から校門前の広場に集合、子どもたちの元気な挨拶に続き、担任の先生から講師が紹介され授業が開始されました。その後日程の説明、注意事項等が伝えられ、4年生72名、先生3名を乗せたバスは学校を出発しました。
 最終目的地の「大町新堰 篭川ヨセ沢頭首工・水門」までの間、車内で当水土里ネットおおまちの中村次長が、用水の日常生活の中での大切な意味、土地環境に合わせ工夫された工法等技術面の説明を、また水路の果たす役割、歴史等については荒井教育長が、とそれぞれの専門知識をやさしく子どもたちに伝えてくれました。
 途中、導水路大町新堰分水付近~大町新堰鹿島川横断付近~大町新堰発電所を経由、それぞれの場所ではバスを降りてお話を聞きました。
 子どもたちは毎日接している「ひょうたん池」に流れ込む清らかな水に興味を持ち、そのルーツを初めて訪ねてみて、用水路の重要性、生活との関わりの歴史を知り、周囲の自然の美しさと共に、古来より守り継がれてきた水の歴史の深さに感動の声をあげていました。そして自分の中にわき上がる素直な気持ちを質問し、それに対して丁寧に答えてくれる講師の話に大きく頷いている姿が印象に残りました。
 12時20分、予定通りバスは学校に戻って来ました。子どもたちの顔は生き生きとして朝よりも更に元気よく感じられました。新たな発見をした感動が表われていたのだと感じ、まさに自然からの贈り物、大切な水の意味が次世代に伝えられていって欲しいと実感しました。
 また12月に入って、子どもたちからこの時の感想が各クラス1枚の画用紙にまとめられて届きました。次に紹介するのが子どもたちのお手紙です。

     


             



         



Copyright(C) 2006 Midorinet Omachi. All Rights Reserved. [ ログイン ]