大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

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 大きな台風の接近情報が報じられ、何回となく空を見上げては「あの雲が怪しい。風向きが変だ。」と気をもみながら迎えた今日は大町西小学校5年生の稲刈りです。
 秋晴れの… とはいかないまでも青い空に白い雲、ほどよい天候に恵まれ、そして案山子たちのふんばりもあって、子供たちの田んぼには立派な稲が育ち、収穫の日を迎えました。
 時間になると長靴に軍手など、身支度を整えた子供たちがそれぞれ稲刈り用の鎌を手に勢揃いです。
 まず、当改良区宮坂局長から稲刈りの授業のあいさつ、続いて中村次長から今日の作業の内容について説明、怪我の無いようにと注意事項等のお話がありました。

             緊張しながら説明を聞く子供たち


 いずれも多分初めて鎌を持つ子たち、成長した稲に触れる子、そして風に波打つ穂の美しさに改めて声を上げる子など…。先生の指示に従い、各クラス毎に植えられた稲の筋通りに並び、一株一株丁寧に刈り取っていきます。

                 初めての稲刈り


                しっかりひもで縛って

 多忙の中駆けつけてくれた倉科理事も「やあ、子供たちの大勢の力はたいしたもんだね」と、作業にだんだん慣れて上手に刈り取って行く子供たちに声を掛けてくれていました。
 刈り取った稲はひもで縛りはぜの周りに集められます。そして一束ずつ掛けていきます。ちょっと稲の埃をかぶりながらなんとか掛け終わりました。
       
              仕上げははぜに掛けて                

 いつも稲の様子を気にかけてくれている田んぼの持ち主の平林さんが、数日前にあらかじめ稲を掛けるはぜを作っておいてくれ、そのおかげで随分時間の節約ができました。
 秋の収穫作業の第一段階はこうして終わり、刈り取られた後の大きな稲株は苗が順調に成長した証です。
 稲の顔色を見て病気になっていないか、肥料は足りているか、雨風の強い日は倒れていないか、水は充分かと一年を通じていろいろな人に見守られてきた田んぼには多くの実りの種が満ちていました。

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