大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

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米作り体験学習は先週の植代ろに続き、次はいよいよ待ちに待った苗を植える段階です。

 思わぬ雨の影響で代かきが延び、少し先送りになっていた田植えが素晴らしい晴天に恵まれた24日行われました。
 異常気象とも言われたこの春先からの天候は、気温の変化が激しく苗の管理も難しい時期もあり、少し発育に不安な部分も残りましたが、古来丈夫な稲のこと元気な子供達の手で植えられ、立派に育ってくれることでしょう。
 田植え作業に先立ち、宮坂局長から応援に駆けつけてくれた当土地改良区平林、田中、倉科の三人の理事の紹介がありました。
 続いて中村次長から植え方の説明を聞いた後、いよいよ裸足になり、クラス毎に田んぼの畦の両側に分かれて並びスタンバイ…。まず、田んぼの両側にロープ担当の子供がロープを張ります。そして子供達が一列に並んで苗を植えます。一列目が終わると「動かしていいですか?」と掛け声を掛け、植えている子供達が「いいですよ」と応えると、また一歩等間隔にロープが張られ、子供達の小さな手が一斉に苗を植えます。


                初めの一歩が難しい



                  さあ 始まりました

 ほとんど風もなく絶好の田植え日和。初めは緊張気味にそうっと泥の中に入っていましたが、次第に慣れて来て口数も増えにぎやかな風景に変わって行きました。そして手際よく短時間に作業は進み、田んぼには早苗がきれいに揃いました。


                こちらのクラスもがんばって  


                 慣れて来た頃には


 子供達の田植えに快く駆けつけてくれた三人の理事は、いずれもこの道50年の大ベテラン!言葉に出して優しく教えてくれる姿は頼もしく、子供達の心に残る生きた授業となりました。子供達との交流も深まり事務局としては「感謝!」の一言です。 
 最後に三人の理事から講評がありました。日本の食糧を支える米作りに子供達が関わったことへの喜び等をそれぞれの言葉で話してくれました。
 まだ冷たい風の吹く4月の種まきから関わり、苗を植える土作りの意味を学び、ほぼ半年掛けて太陽、水、肥料、温度等の管理に気を配りながら待望の収穫期を迎える…。
 子供達が稲の生長を通じて、これらの事がどのように大切にされてきたかを学び取り、大地を潤す水も、植物を育てる土も自分達の受け継ぐ財産として、これからも大切にしていきたいという心が根付くよう希望し帰庁しました。

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