大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

　厳しい冬をじっと耐え、咲かせる花はけなげでひときわ美しい..
　時折吹く冷たい風よりも　日一日と暖かさを増す太陽に向かって咲きました。植樹以来１０年を数え、初めての開花に感動した昨年に続き今年も私達に新しい季節の到来を告げてくれています。

　
　今年もまた猫鼻に春の訪れを告げる芝桜、オオヤマザクラが咲き始めました。

　以前にもご紹介しましたが、親水池周辺の山野草類、周辺を彩る芝桜そしてオオヤマザクラをはじめ樹木等は、第１回ふれあいイベント以降に多くの農家や市街地住民の方々の協力をいただき植樹されたものですが、永い時を経てようやく自然の中に定着したのだと感じホッとします。

　鹿島川から取水した越荒沢堰には、アルプスの麓から流れ来る清らかな水が溢れ、市民の生活を支えるだけでなく、野生動物や鳥たちの喉を潤しながら、とうとうと流れています。まさに、ここには私達が大切ににしたい自然がそのまま残されているやすらぎの場所です。

　周囲の山々はまだ一斉に芽吹きの時を待っていますが、緑の木々に覆われ、身近な自然に親しめる憩いの場として訪れる人々を堪能させてくれる時はもう間近です。