お知らせ

post:2011/12/02

こんにちは。
奥平医院院長の奥平です。

12月に入りいよいよ冬も本格化してまいりました。今朝は松本にも雪が降り、寒さもだいぶ厳しくなってきたように感じます。皆さんの中にも気候の変化で風邪気味という人も多いかと思います。松本市でもいよいよ散発ですがインフルエンザの感染も報告されています。そこで今日はかぜ症候群とインフルエンザについてお話したいと思います。

まず、いわゆる「風邪」と言われるかぜ症候群ですが9割近くはウイルス感染症であり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛みなどの症状を主訴に発熱を伴うこともあります。ただ発熱が3日以上続くことは少なく高熱もまれです。それに対しインフルエンザは頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛などの全身症状が主で38度以上の高熱が突然出てくることが多いです。また症状が悪化すると肺炎や脳炎、脳症を発症し重篤化する場合もありますので注意が必要です。
診断については、一般的なかぜ症候群は症状から診断を行いますが、インフルエンザは迅速検査キッドで鼻腔内の粘膜を専用の綿棒で採取し10分程度の時間で感染の有無を調べることが出来ます。ただ発熱してすぐの場合、インフルエンザに感染していても検査結果が陰性に出る場合もありますので、発熱後半日程度たった段階で検査を行うほうがより確実に診断を行えます。
治療については、かぜ症候群の場合、基本は安静と対症療法となります。十分な休養と水分、栄養の補給が重要で、発熱や痛みに対して解熱鎮痛剤、咳や痰などに鎮咳去痰剤が処方される場合があります。時に漢方薬が効果的な場合もあります。インフルエンザについては数種類の特効薬(タミフル、リレンザ、イナビルなど)があり、医師の指示のもと適切に服用すれば早い段階で熱も下がり、重篤化を防ぐことが出来ます。ただ解熱鎮痛剤ついてはインフルエンザに感染している場合、使用を避けた方がいい薬もあるので注意が必要です。

あとインフルエンザについてインフルエンザワクチンの接種が感染の予防と、仮に感染してしまった場合でも重症化を防ぐためにも効果的です。特に高齢者や、心臓や呼吸器、腎臓、免疫機能などに持病のある方はインフルエンザに感染すると重症化する恐れがありますのでワクチンの接種が勧められています。
当院ではまだインフルエンザワクチンの予防接種は予約を受け付けておりますのでご希望の方はご相談下さい。

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