何かをしながら携帯メールをするという事はありがちな話です(TPOはありますが)。
しかし電話となると話はべつです。
先週の日曜日、豊科にある大型ショッピングセンター内のショップでレジを店員の方にお願いしながら、大きな声で電話をしている30代後半の女性をみました。
店員の方は値段を声に出し、確認しながらのレジ打ちです。
見ていて嫌な気分になる光景です。
一刻をあらそう事態ならば買い物はしないでしょう。
デキル女性を演出しているのか分かりませんが(たぶん何も考えていないでしょう)、便利なモノが増えるたびに人間性がひとつ失われる感じがします。
贅沢をするわけでもなく普通に生活し、特別な趣味を持たなくても物は増えるものだ。
特に広い家に暮らしていればなおさらで、とりあえず片付ける場所があるから物はどんどん増えていく。
不要なものを整理しようと一時期オークションに出品していたこともあったが、それが高じて友人に頼まれ物までオークションに出品していたら、結局売れ残ったもので荷物がまた増える結果になった。
数年前に一人暮らしの叔母が亡くなったときに、大量の荷物を処分した。
たくさんの本があったが業者に引き取られて行く時には、二束三文。
長年かけて本を集めた経過や、本への思いも関係ないことに、何だか空しさを感じた。
昨年、引越しを機にかなり思い切って荷物を減らすことができたが、ある程度の年齢になったら、元気なうちに身の回りを整理して生活をコンパクトにしておくことは必要だとつくづく思った。
季節外れの大雪で、翌日は朝から雪かき作業に追われた。
情けないことに雪かきをしているあいだに、3回ぐらい脚がつった。
東京に居たころと違って松本にきてから車ばかり使って移動しているから、歩くことはすっかり減ってしまった。だから休日はなるべく歩こうと思っている。
松本の駅まではバスを使って、街中をぶらり散策するのもいい。
バスを使えば運転や駐車場の心配もないし、なにより外の風景をゆっくり眺めることができる。
目線が高くなって景色も少し違って見える。
歩き回って痛くなった足の裏を揉みほぐしながら「何事もちょっと見方を変えれば、気づかなかったものが見えてきたりするのだろう」などと思ったりして・・・。
松本の縄手通りに「中劇シネサロン」という映画館があった。
残念なことに2004年に閉館し、その跡地には高層マンションが建った。
最近はその景色にやっと慣れたが、初めのうちはどうも違和感があって馴染めなかった。
「中劇シネサロン」は松本の街中に調和した時代を感じさせてくれる映画館だった。
何度か足を運んだことがあった。建物は古いが木の床は磨き込まれ、常にキレイに掃除されていた。
そんな時代を経て磨り減った木の丸みや、柔らかなやさしさに触れると気持ちが落ち着く。
古い木造の建物にはそんな良さがある。
よく探してみれば、そんな建物は街中にもまだ沢山残っている。
新しいお洒落なお店も良いけれど、たまには古いお店を訪ねて何年もの月日の中で、多くの人々の喜怒哀楽を静かに見守ってきた木のぬくもりに触れて、木のつぶやきを聞いてみてはどうだろう。
テレビのことを書いているうちに思ったが、そういえば最近バラエティー番組をあまり見なくなった。
少し前まではあまり気にならなかったが、画面に出てくる装飾の多い文字や、効果音・色使いがどうもうるさく感じてしまうのだ。
チャンネルをNHKに切り替えて妙にホッとしてしまう。
自分なりに分析してみると、やっぱり年を取ったということなのだろう。
本屋で立ち読みしていると、ファッション雑誌の表紙に「ヘビロテ」とか「ヘビロテアイテム」いう見慣れない言葉を発見。さて、「ヘビロテ」とはなんだろうかと調べてみると。もともとはラジオ局が使い始めた言葉で、推薦する曲を一日に何度も放送したりすることを「ヘビーローテーション=ヘビロテ」と言っていたそうだ。
それがいつの間にかファッションでも使われるようになって、「お気に入りの服」や「マイブームアイテム」のことをそう表現するらしい。
ボーッと生きている間に知らない言葉が、若者のあいだであたりまえのように使われて、こちらも常にアンテナを張っていないとそのうち若者と会話ができなくなりそうだ。
いまは信州の冬を「ももひき(ズボン下)」無しで何とか乗り切っているが、「ももひき」が「超ヘビロテアイテム」になる冬も、そう遠い話ではないなあと思う今日この頃。
ああ、やっと春の訪れかと喜んだのも束の間、日曜日は朝から雪。
また冬に逆戻りです。
ぼんやりテレビニュースを見ていたら、県内の豪雪地帯に住むお年寄りの話題を取り上げていました。村も過疎化が進んで住人は高齢者ばかり、一人暮らしの方が多く病気も心配だし、雪の中を買い物に出るのも大変な地域。雪下ろしは重労働になります。
そこで、この時期だけお年寄りが集まって施設で共同生活し、仲間と共に楽しく厳しい冬を乗り切るといったニュースでした。食事の用意もしてもらえるし、寒い思いもせずに安心です。
これは素晴らしいと思って見ていると、レポーターがひとりのおばあさんにインタビュー。
「ここでの生活はどうですか?」
「そうですね。楽しいですよ。ただ、少し寝不足ですね。ここは朝食が7時だから、6時に起きます。家にいるときには朝7時に起きて、夕方6時に寝ていましたけど、やっぱりみなさんと話をしたりで、寝るのは8時とか9時になりますからねえ」っていうか・・・一体普段は何時間寝ているのかと、思わず指折り数える私でした。
軟式テニス(ソフトテニス)をやっているW氏と硬式テニスをやっているY氏の話。
2人は互いに自分のやっているテニスの難しさを熱弁し、あげくには相手方のテニスを批判し始めます。
まるでスポーツマンらしくない両者にマイナス5点。
松筑木材協同組合で木にまつわる川柳を募集しています。
季語のない5・7・5の定型詩ですが、字余りなど気にせず自由な発想で詠んでください。
詳しくはこちらをご覧ください。
先日、カラオケ店に予約の電話を入れた時の話。
名前、予約日、コース等をひと通り告げたのですが、全く反応ナシ。放送事故なみの間があり、「もしもし」と私が話したら「もしもし」と普通に返してきました。聞いてたんですね!
マイペースもほどほどに・・・・という話
若い世代の木材関連従事者の団体に松本材青会(まつもとざいせいかい)というのがあります。
木材の普及活動を行っており、年数回「親子木工教室」を開催しています。
写真は昨年8月、豊科サティで開催されたものです。杉を使って子供用の椅子を作っていただきました。
松本の風物詩として定着した「信州松本そば祭り」にも参加しました。
松本材青会のノボリを見たら木材大好き集団のイベントだと思ってください。
木造住宅を建てる時、端材(余った部分)がでます。
たとえば、桁(けた)や梁(はり)材として使われる米松(ベイマツ)の端材を使って、文具入れを作りました。サイズは10センチ角です。
安定していて使いやすい代物です。もう10年ぐらいデスクの上にあります。
余った冷蔵庫の材料を使って、短時間で美味しいものを作る喜びに似ています。