総務政策発信委員会
みなさん、こんにちは。 元気してますか?
総務の井上です。
12日に開催された「まつもと市民フォーラム」は100名を越える市民の皆さんに集まっていただき、熱い議論を行う事ができました。
今回、主に下記の2点を座談会の主な論点として議論をさせて頂きましたが、色々と示唆のあるご意見が多く、勉強になりました。
1.『カタクラ再開発』の地域に与える影響
2.今後のあるべき松本のまちづくりとは
『カタクラ再開発』がどのような影響を与えるのかは、当日来場者アンケートの中の意見にもあったのですが、松本で展開されるイオンモールがどのようなものになるかが現時点では不透明ですから、実際のところ「わからない」というのが正しい答えなんだと思います。
しかし、現実的には、どのようなものか仮説や想定をしながら、ああなるかも、こうなるかも、とシミュレーションをすることは、民であれ官であれ必要なことです。
ある人は「イオンモールは象だ」と思っている一方で、他の人は「イオンモールはウサギだ」と思っているとすると、そもそも両者のイオンモールの地域に与える影響に対する考えは全く異なってくることが容易に考えられます。
少なくとも、両者が「イオンモールはライオンだよね」ということの共通認識を持たないと次の議論に移れません。
正直、当日の座談会ではその点について丁寧にコンセンサスをとることが出来ませんでしたので、発言されたそれぞれの意見について議論を深める、ということがなかなか出来ず、いや、これはコーディネーターの力量に限界があったのかな、と反省をしているところでございます。。。 申し訳ありませんでした。
さて、イオンモールに限った事ではありませんが、このようなシミュレーションを行う際、どのようににして仮説や前提を置くのか、ということを考えてみたいと思います。
とにかく大事なことは、あるもので判断することです。
当たり前の事ですが、イオンモールにディズニーランドと同じような効用を期待できるものでないということは、彼らがそのような業態でビジネスをしたモデルがないのでその可能性を排除する妥当性について誰にでも理解して頂けるものと思います。
また、「観光型ショッピングモール」という場合、それは地元の人が期待するインバウンドをもたらすような「観光型モール」になるのかどうかは、やはり過去の実績を見てみれば予想できます。(下記参照のこと)
参考:岡崎社長の「観光モール」に関する見解
彼の発言を目にすれば、松本に出来るイオンモールについて、ある程度山形県にあるイオンモール天童を知れば、大体の方向性が理解できるものと思います。
天童にあるイオンモールを見て、なるほど、「これなら観光型だね!」と思うのか、「別に他のモールと変わらないジャン」と思うのか、ここで初めて議論というものが出来るわけです。
今回の座談会では、主に「どのような開発になるのか?またはするべきか?」という論点と「自分たちはどうするべきか?松本はどうあるべきか?」という異なった論点が入り混じった議論となったわけですが、そのどちらの論点も大変重要と思いますので、市民同士このような議論を深めていくことが大事な姿勢と思っております。
今後、松本JCとしては、更なる公の議論の機会を説いて運動することとなると思いますので、引続きご注目よろしくお願いいたします。
それでは、ごきげんよう。
2014委員会活動ブログです。
よろしくお願いします。