松本青年会議所「委員会活動ブログ」

委員会活動ブログ

皆さん、こんにちは。

この時期は何となく体がだるくなり、精神的にもだらけてしまいがちなわけですが、JCの世界でも同様の現象が散見されるようです。本記事を書き始めたのは桜の咲く頃でしたが、下書き保存しまくって今ではすでにゴールデンウィーク突入していまっていることからも窺えます。

体がだるくなる理由は、「冬の間に体内に溜まった老廃物を解毒するため、肝臓が活発に働き、『肝臓』に負担がかかりやすいため、この季節には、『肝臓』の疲れからくる症状が出やすい」という原因であったり、「自律神経やホルモン代謝のバランスが崩れやすい季節の変わり目」であるという原因だったり、「環境面での変化の多い春は精神的にもストレスや負担がかかりやすい」など、どうやら色々あるようです。

まあ、どのような原因であれ何となく生理的にダルーくなるのはどうやら本当らしいので、これはモティベーションを保つ為には更なる精神力が求められるといったところでしょう。 

今がお互い正念場なんだと思いますよ。これ、本当。

さて、意思決定のプロセス、今日は議案の上程編について。

JCという組織が何かを実践する為には、理事会という意思決定機関において構成メンバーによる過半数の賛成を得なければなりません。 

通常、上程された事業計画は余程の緊急性と全会員の共感と理解がない限り、いきなり理事会で審議可決し実施に至ると言うことはありません。

松本JCでは、理事会前に三役会において事前に事業計画書を精査する機会があります。例年ですと、協議→審議というプロセスが踏まれ、それぞれにおいて理事会前に三役会が設けられます。

本年度は、討議→協議→審議というプロセスが採用され、討議の場が増えております。これは、事業一つ一つのクオリティを上げる為に多くの議論の機会を提供する意図があるからです。 

基本的には、委員会が考える事業ですから委員会がやりたいものを(当然理事長所信と課せられた委員会の担いを踏まえたもの)計画するわけですが、三役会や理事会で指摘された意見については委員会に持ち帰って真摯に検討又は対応することが期待されています。よって例年ですと、協議の段階で出された計画書が180度方向性が変わって審議上程される可能性が多分にあり、協議での議論を踏まえたものであるにも関わらず、まるで今までの議論の流れがリセットされスタートライン状態で審議段階での議論を余儀なくされる、というケースは実は珍しいことではありませんでした。

こういうのをグレート・リセットと大阪のどなたかが仰っていたとかいないとか。

これは、本来であれば、議論を重ねることで事業の質を上げるはずなのに、議論が入口論で終始してしまい、最終的には薄っぺらい内容のまま事業実施を迎えてしまうリスクが相当あることを意味しますし、よくある事象です。

無論、時間をかければよいものが出来る保障はないのですが、少なくとも本年度は今まで以上に各々の事業に向き合う機会を与えられているわけですので、グレートリセットせず合意形成のプロセスを大事にしながら、一つひとつの事業を作りこんでいきたいものです。

なんとなく話がまとまってきましたので、ここら辺で今回は止めにしておきましょう。

また会う日まで、ごきげんよう。

皆さん、お元気ですか?

総務馬車馬委員会のイインチョ井上です。

いよいよらしくなってきました。行楽の季節とはいうものの、JCの世界ではなかなか物事は楽に行かないことも多いですよね。
アハハ

えっ   笑えない?

さて、本題。
「意思決定のプロセス」を重んじることは民主主義国家にとって非常に重要だよ、と聞けば「そりゃそうだろうな。」と誰もがイメージ出来ることだと思います。

ところが、意外にこの民主主義的プロセスというのは普段の生活、特にビジネスの世界の中で経験することは少ないのではないかと推察しております。

と言いますのも、ビジネスの世界であれば、権限が委譲された立場の人間がその権限の範囲内で物事を判断していくケースが主で、民主主義的プロセスを踏んで判断されるなんてことは滅多にないんじゃないの?と思うからです。 特に会社のオーナーであれば、最高責任者ですので、いちいち皆の意見をお伺いしなくても自由に意思決定が出来るわけで、それ故素早い判断により迅速に行動に移ることが出来るメリットも容易に想像できることでしょう。

企業が経済主体の場合、民主主義はむしろ不要であり表現は悪いですが場合によっては邪魔ですらあるわけです。

一方では、行政が主体である場合、昨今の世界情勢を見ていますと、民主主義国家と言われる国家の民主主義が蔑ろにされている状況が結構多くなっているのではないかと感じます。

ごく最近の例で言えば、台湾において学生がデモで立法院を占拠した中台サービス貿易協定問題は、正に台湾の国家主権を失いかねない大問題であったりします。

これは思い起こせば、数年前に国会決議に至る過程において十分議論をされておらず国民(実際は国会議員)が訳も分からないうちに可決されてしまった米韓FTAを彷彿とさせる光景でもありました。 中台サービス貿易や米韓FTAの是非は置いておいて、問題は議会制民主主義国家でありながら民主主義的プロセスをすっ飛ばして数の論理で押し通してしまった為政者のその姿勢であろうということです。

こういう民主主義のプロセスが蔑ろにされる事例は何も海外に限ったことではありません。

我が国でも、TPPの秘密交渉で情報がクローズされ、なかなかその実態が明らかにならない状況であったり、どのような過程で選出されたのか分からない民間議員で構成されている産業競争力会議が暗躍、否、活躍したりと、時間をかけて議論すべきを少々結論を急いでいるようにも思えるのですが、最終的には国民から選ばれた議員による全うな議論が為されるのであろうと僅かな期待をするものの、どのようなプロセスで決まっていくのか不透明なまま物事が決まってしまう大いなるリスクは常に内在するものなのです。

我々民主主義国家の民主主義は現在、大きな岐路に立たされている、正に国民一人ひとりが試されている状況なのではないだろうか、と個人的には非常に大きな危機感を抱いております。

さて、私たちは、青年会議所という組織の運動を通じて、民主主義を実践する機会を与えられています。
私たちは決定に至るまでのプロセスが如何に重要であるか、を体感することが出来るのです。

為せば為る!

そうです。

ただし、一人では為し得ません。
為すべきを為すには、関わる仲間の共感を得て初めて物事が動き始めるのです。

共感を得る

これが決定的に重要なのであります。 これを得るために必要なのがコミュニケーションなのですが、コミュニケーションの話はまた時間と気が向いたら改めて投稿させて頂きたいと思います。

というわけで、長文にお付き合い下さいましてお疲れ様でした。

私も疲れましたので今日はここまで。

それではまた会う日までごきげんよう。




皆さん、こんにちは。

先日の事業で、体が硬くて座禅が組めなかった総務バシャ馬イインチョの井上です。 

さて、前回に引続きJC宣言文の変遷について投稿させて頂きます。

JC宣言(’90)
変革の能動者たらんとする青年として
個人の真に豊かな生活の実現を通して
自立した快適で活力ある地域を創造し
自由と公正を保障する国家を基盤として
世界の平和と繁栄に貢献し
地球上のすべての人と
共に生きることを誓う


上記は90年に制定されたJC宣言ですが、この時に綱領「メンバーの内なる決意表明」新宣言文「JC運動の目指すところを外に向けて宣言したもの」とそれぞれ対内的・対外的に位置づけを明確にしています。

この時代は、ソビエト連邦崩壊、東西ドイツ統合、東欧を中心とした共産党政権の崩壊など国際情勢が不透明さを増している頃で、宣言文の内容も70年代宣言文にあった「日本の平和と独立を守り」という自国を中心とした視点から「世界の平和と繁栄に貢献し」という国際情勢を見据えた表現に変わっていることも注目すべき視点だと思います。

時代につれて変遷してきたJC宣言文。

我々が住み暮らす松本を取り巻く環境は常に変化しており、今後いかなる問題意識を持ってこれからの運動を実践していくのか、毎年入れ替わるメンバーの意識を同じベクトルにさせてくれるのが宣言文なんだと思います。

それでは、また会う日までごきげんよう。

皆さん、お元気ですか?

総務政策発信委員会イインチョの井上です。
PM2.5よりも怖いPM0.5があるそうですが、この時期目下我々を苦しめているのは花粉です。

4月に入りいよいよ55周年式典事業の骨子を造り上げていく時期に突入しました。
それぞれの役割分担において部会ごとで企画していくわけですが、三人集まれば文殊の知恵と言いますので、一人でも多くの意見やアイディアを拾っていく、そんな機会を持って進めれば内容も深いものになるに違いありません。新年度が始まり3ヶ月経って若干お疲れ気味な気分になりがちですが、このまま馬車馬の如く駆けていきましょう。

さて、本題に移りますが、我々青年会議所がセレモニー時に全国共通で唱和しているのがJC宣言文綱領ですね。

JC宣言
日本の青年会議所は
混沌という未知の可能性を切り拓き
個人の自立性と社会の公共性が
生き生きと協和する確かな時代を築くために
率先して行動することを宣言する


綱領
われわれJAYCEEは
社会的・国家的・国際的な責任を自覚し
志を同じうする者 相集い 力を合わせ
青年としての
英知と勇気と情熱をもって
明るい豊かな社会を築き上げよう


我々はこれを当たり前のように唱和をしていますが、綱領については1960年12月に制定されて以来一度も変わることなく受け継がれていますが、今の宣言文は2001年に制定されたものでそれ以前には過去2回宣言文が作られてきたのです。

1970年に決議された初代JC宣言文はこちら

JC宣言(’70年)
理性と法による社会の秩序を確立し
個人の創意と公正な競争を通じて
経済の発展を実現し
隣人の幸せを願う者が正しく報われる
民主主義社会の達成を誓い
民族の気概を結集して
日本の平和と独立を守り
人間性への信頼こそすべての国を結ぶ
きずなであることを確信する


当時、綱領『明るい豊かな社会を築きあげよう』あるいは定款第三条の『日本経済の正しい発展と福祉国家の建設を図る』という字句がいずれもあいまいであり、内容を再検討して現代に要請されるJC運動の目標をより明確に打ち出そうということになった結果、5つの問題を盛り込んだ宣言が考えられました。

第1は、社会正義の問題
第2は、経済体制、すなわち自由経済をいかに守るかという理念
第3は、政治体制、民主主義に基づく体制の維持
第4が、文明発達の中での人間尊重をどう盛り込むか、
そして最後の第5が日本の独立と国際協調の問題


JCIクリードのようなキリスト教的表現を除き、「国際社会の中の日本そして民主主義」というコンセプトが色濃く出ているのが特徴的な宣言文だと思います。

70年代といえば、2度にわたるオイルショックがあったものの高度成長から安定成長で日本経済が大きく成長し世界第2位まで上り詰めた世代ですが、米ソ中心とした自由民主主義と社会主義とのせめぎ合いは続き世界は不安定な様相を呈していた頃に、この宣言文は創り上げられたのです。

こうした時代背景を理解すると、宣言文にどのような想いが込められているのか、ということも何となく理解できるのではないでしょうか。

それでは、次回「その二」でお会いしましょ。

それまで、皆さん、さよなら、さよなら、、、、さよなら!

昨日19時半より第5回日本JC連携委員会が松本駅前某所で行われました。

原田委員長が大変重要な要件で最初席を外していたため仕切りは浜副委員長。




5月の事業に向けて理事会でいただいた意見を基に委員会内で活発な議論が


行われたとか行われなかったとか。。。


後半には重要な任務を終えた原田委員長も合流しました。

今後の展開に期待です( ̄∀ ̄)b

皆さん、元気してますか? 
三寒四温と言いますが、今年の総務は日々亜熱帯状態の総務バシャ馬委員会イインチョの井上です。

急がば回れ

最近特に意識している言葉です。

3月後半から4月に入りますと、それぞれの委員会が企画準備してきた事業が実施される頃ということで、委員会・三役会・理事会の場で幾度となく議論を重ねてきていよいよリアルに実践される機会が増えるわけですね。

我々がなにゆえ議論に力を入れるのかと言えば、それは当然計画している事業のクオリティを高めるためですが、散々揉まれてへとへとになって事業当日に抜け殻状態、というのはお互い避けたいものです。

さて、タイトルにある「運動の一貫性」についてですが、これは青年会議所ならば言わずもがな「明るい豊かな社会を築きあげる」ということで、これには全くもって異論を挟みようもないわけですが、意外に蔑ろにされがちなのが「手段の多様性」です。

いやいや、そんなことはない。毎年単年度制で理事メンバーが変わって、現に毎年違うことやってんじゃ~ん、と反論もあるかもしれません。

そう、わたし達は確かに目的達成の為の手段については、定款第2章第5条に沿ったものであれば自由に選択、と言いますか何でも出来るのです。そういう意味では組織としては手段の多様性は担保されています。

しかしながら、前回の投稿でも触れましたが、議論の場において散見されるのが、やること(手段)が決まってしまっていて議論にならないというケースです。
この方法がベストプラクティス!と端から決めてしまうと他のアイディアを取り入れる余地がなくなってしまいます。我々が2月第一例会において議論を適正に実施する為にしてはならないいくつかルールがある、と発表させて頂きました。


①自分の意見を述べるだけが目的で、他者の意見をまったく聞かない。

②他者を言い負かすことのみを目的とし、自分の意見をまったく変えない。

③自らの許容範囲の中で合意することだけを目的に調整する。


何かを決断していく上で一人で決められたらこんな楽なことはありません。仮に委員会で決めたものが修正の余地もないようなものだったら、三役会や理事会で意見を出す必要もなくなるでしょう。

他者からの建設的な意見に対しては、結果その意見を採用しなかったとしても、計画している事業をあらゆる角度で検討する機会を与えられるわけです。

議論を通じて会員の合意を形成していくことは、正直面倒なプロセスです。しかしながら、民主主義というのはそういうものなのです。

わたし達JCは正に民主主義を体現できる絶好の場であると考えます。結論を出すのにショートカットせず議論の場を持ちましょう。

急がば回れ

それでは、皆さんまた会う日までごきげんよう。

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