世の中クリスマス。

皆さん、いかがお過ごしですか? こんな日にブログ担当の専務井上です。 

クリスマス寒波ということで日本列島やたら寒いクリスマスです。地球温暖化ストップするとこういう寒い日が多くなると予想します。 どう考えても暖かいほうがいい。 

これは相対的な比較です。

さて最近、経済について大変わかりやすく取り上げているブログと巡り合いましたのでご紹介します。

おじさんの談話室

私が頼りにしている三橋貴明氏のホームページにリンクが貼られていますので興味があったらお気に入りに加えてください。

今回タイトルに23年度予算とつけましたが、最近あまりに重要なニュースが立て続けに報道されているので何について取り上げるべきか本当困ります。

ですので、全て取り上げます。

先ずは尖閣諸島領海侵犯のビデオ流出した海上保安官一色正春氏が書類送検されたニュースです。

「公にしてはならない情報を漏洩(ろうえい)させた」というのがその理由であるが、産経ニュースの世論調査では、インターネット上にビデオ映像を流出させた海上保安官の行為は64・1%が「やむを得ない」。一般の人が映像を見ることができて「良かった」と回答したのが91・8%に達しているそうです。産経ニュースである、ということを差し引いても(笑)、随分世論と政府の見解に開きがあるように思います。

あのビデオの内容は「公にしてはならない情報」だったのでしょうか?

それにしても本件に関しては政府の(または仙石38)執念を感じます。一色氏はこれでプライバシーを失い全ての個人情報が公に晒されることとなりました。

恐ろしいことです。

次にやばいのが国際テロ捜査情報流出事件です。詳細については調査不足でここでの掲載は辞めますが、この事件の責任の重さは前述したビデオ流出問題の比ではありません。・・・岡崎トミ子国家公安委員長、どうしますか?

そして最後に来年度予算です。

過去最大の一般歳出。デフレ不況の世の中、政府がお金を使うのはまあ良い。

歳出が歳入を上回っている。これは国債で補填できるし、国はお金が刷れるからこれもまあ別に大した問題ない。

何が問題かって、こんなに予算を増やしているのに日本経済が良くなる兆しが全く見えてこないことです。

予算で増えているのは子ども手当て3兆円や生活保護費2.6兆円含む約28超円規模の社会保障関連費用。

何て言うのか民主党政権は本当に手当て系が好きなようです。以前ハト山前首相がガンジーの7つの社会的大罪の一つとして「労働なき富」と言っていましたが、ご本人のみならず国民にまでその罪を負わそうという何とも罪深い政策です。あれほど野党の時には自民党の政策を「バラマキ」と批判をしていたのにいざ政権につくとやっていることは正に自民党の上をいくバラマキとは恐れ入ります。

法人税減税にしても来年度からの消費税導入検討にしても、どこぞの国の政権は全く経済政策に疎いような気がしてなりません。

今回の予算についてどこぞの国の首相は「成長戦略と雇用」に主眼を置いてるそうですが、この予算では来年総理が言うようには成長も見込めませんし、雇用政策にしても職業訓練に対する補助金、と言っていますが、そもそもどんなに訓練したところでニーズがなければ新たな雇用は生まれません。成長戦略を謳っているわりに科学技術振興費はたかだか0.1%増の1.3兆円。
そして何よりもヤバイと思うのは公共事業費の削減です。5兆円を切る金額ですが実に昨年の13.8%減とかなりの削減です。

「コンクリートから人へ」というスローガンの通りと言えばそれまでですが、この削減が日本経済に与えるインパクトは大きいと思います。

来年の予算がこの通りに執行された場合、日本の経済はますます悪化して、その時世の中は悪化の原因を「世界経済の停滞」に求めることが予想されますが、決定的な要因がここにあるのだということを記しておきたいと思います。

そんなわけで皆さん、ブログを書いているうちにクリスマスが終わってしまいましたが、今回はここまで。
次が最後のブログです。

それではごきげんよう(^o^)/