皆さん、今年もいよいよ終わりに近づいていますが、まだまだ元気にいきましょう~! の専務井上です。ちなみに金曜日の理事会の後家に帰ったのが約3時過ぎ。目覚めたのが7時。7時04分の特急しなのに乗って新神戸で12時に行われる友人の結婚披露宴に余裕で遅刻しました(涙)。
さて、つい先日、樫本大進氏(31歳)が世界的最高峰のオーケストラとして知られるドイツのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したというニュースが報道されていて単純に「ふーん、すごいなぁ」と感心して見ていたら、隣で「ええ、何で?結婚でもしたの?・・・(右手の薬指の指輪を見て)ああ、やっぱりね。」と妻が呟いていました。(※バイオリニストは右手に結婚指輪をしている人が多い)
樫本大進というバイオリニストはソリストとして「未来の巨匠」たる姿が想像できるくらいすでに世界的に知られている存在で、彼がオーケストラを選択するということが彼女には意外なようでした。
巷で報道されているニュースを見ていると、ベルリン・フィルのコンマスに選ばれてやったぜ日本人!最高!的な見方をしてしまうのですが、見る人が見ると「彼ほどのキャリアを持ったソリストがオーケストラを選ぶのはきっと音楽以外に理由があったのだろう(例えば結婚とか出産)。」ということになるようです。彼の母親が「勉強になるから」と強く薦めたようですし、「出産するから落ち着きたいんじゃない?」みたいな穿った見方は失礼な気もしますが、私が感じたのは、いずれにしても
、一連の報道では樫本大進という演奏家が積み上げてきた素晴らしいキャリア(または評価)を理解することが全くできない、ということです。
私がこの一年を通じて再三メディアについて取り上げてきたのは、インターネットを通じて日本のメディアの在り方について様々な情報を得るうちにそもそも「情報」について考えるようになったからです。
盲目の人が象に触れ、触れる場所によって像のイメージが変わる、といった逸話を覚えていますが、私たちはあまりに情報ソースをテレビや新聞に頼りすぎているのでないか?と思うのです。
インターネットの情報が全て正しいとは全く思っていませんがインターネットでは少なくとも異なった見解(視点)の情報を比較できるので自分の判断でそれらを消化することが可能です。また、自分で判断するからにはそれ相応の情報を仕入れなくては敵いませんが、インターネットではそれも容易に出来るわけです。
ま、なにはともあれ今後も物事には斜めな視点で臨んでいこう、と決意をし、今週も中途半端におしまいです(^-^)v
また来週!