万年体調不良の奥村副理事長のお後を受けます、木曜ブログお当番の牛越です。何ですか、師走にもなりますと皆さんお忙しいようで、この頃は「三役ブログ」ってよりは「三人ブログ」になっちまった感が否めませんが、まぁまぁ、元気を出してまいりましょう。
本日も宜しくお付き合いくださいませ。

突然何ですが、ものを「書く」には「ネタ」が要ります。松本JCの三役ブログを「書く」には「それ用のネタ」が必要だ、と考えてしまうと、たぶん書けないのだろうなぁってこの頃思っています。三役ブログで「美味い湯豆腐の食べ方」なんて書こうものなら、閣下が真っ赤になって「何書いてんだお前ら!」って怒り出しそう・・・・とか。
ま、気楽に行こうではないですか、ねぇ。

前置きはそのくらいにするとして、JCでは「まちづくり=人づくり」なんて言いますが、人づくりを扱う団体ってJCばっかりではないことからも、「JCもある時代」なんて言われ方をするようになったのかもしれません。
ある種の人づくりには違いあるまいということで、本日は私の趣味でありますところのお茶(茶道)について薀蓄を、ウンウンチクチク並べてみようかなと思います。
茶道、というと古き良き昭和の時代には「花嫁修業」の一つみたいな数えられ方をしていたでしょうか。ま、花嫁修業も「人づくり」と思えば、これもまた「まちづくり」になるものなのかもしれません。
とまれ、茶道というと、ひょっとしたら、おばちゃ・・・ではなくて、お姉さまたちが集まって優雅に「おほほほ・・・」と笑っている日本間の空間を想起される方も少なくないのかもしれません。


上の写真、当会議所の本年度3月第一例会に講師としてお出で頂いた裏千家正教授の中澤宗佳先生(私の師匠)のお稽古場の様子です。
見たところ、この四畳半には女性が1名・男が6名・子供が1名、見ると聞くとではこう違う、という好例かもしれません。
兎角「道」とつくものは、作法であるとか流儀であるとか、意外にうるさい世界のように思われがちですが、そういう「道」ってものもあるのでしょうけれど、私の師匠は「こうでなければならない」「あぁでなければならない」ってことは、ついぞ仰ったことはないように思います。
何故なんでしょうね。
たぶん、ですけど、その「道」には終着点がない、完成形というものもない、だから「こうでなければならない」とは誰も言えない、だからなのかもしれません。故に「道」を志す者は謙虚でいられるのかもしれませんし、謙虚であるが故に「道」に志して自ら成長していけるものなのかもしれませんし、なればこその「人づり」なのかもしれません。

とどのつまり、「人づくり」の素材って、JCじゃなくても良いのでしょうし、何かの習い事でも良いのでしょうし、変な話普段の仕事が「人づくり」の素材であっても良いのだろうと思います。気持ちの持ちよう次第で、何でも人づくりの素材になり得るのでしょうし、折角の人づくりの素材を見逃しているなんてこともあるのかもしれません。

3年間のJCという「人づくり」で出来上がりました私自身を、「こんなん出ましたけどぉ~」ってお披露目するのは実に切ないくらいにお恥ずかしい話ではございますが、JCでしかできない人づくりって、上手に言葉で表現できないものでしょうかねぇ。言葉で表現できたら、もっと多くの若者に伝えられるような気もするし、結局言葉では伝えられないのかもしれないし、うぅ~ん・・・。

今日こそは本当に、にっちもさっちもまとまりませんし、自分で読み返してみても何を言いたいのかわからないという始末、実に何とも面目ない次第でございますが、卒業を目前に控えて「赤い猛牛の霍乱」とでもお笑いくださいませ、うふふ。
そんなところで、またの御目文字まで。

アイデンティティー育成室
担当副理事長 牛越 愼太郎

追伸:来る12月5日、裁判所の東側(お城の北側)にあります百竹亭にて月釜がありまして、私の師匠が小間のお当番です。私もお手伝いに参りますので、お時間ありましたらお立ち寄りくださいませ。