皆さん、元気してます?
先日テレビをつけていたら突然長女が「嵐が好き」と告白してきました(涙)。どうやら幼稚園の先生に嵐が好きな人がいるようです
思わず一緒に嵐の番組を観てしまいました、MJC ブログ上の"あらし"専務井上です。
ちなみに断トツで"あらし"まくっているのは"邪魔局長"と"赤い猛牛"さんです。
最近国政に於いて看過できない話題が続いていましたのでついつい首を突っ込んできましたが、実は常々JC っぽく"まちづくり"について寄稿すべき(原点に戻るべき)だろうなぁ、と感じておりました。
JC で取り上げられる"まちづくり"は、「地域主権」であったり「市民参画」であったり主に行政の在り方や市民運動などのソフトな視点で語られることが多いように思います。
"まち"を造るのは正に"ひと" であるが故に、こうした視点で行われる運動は地域住民の「郷土愛」を醸成したり、人と人を繋ぐネットワークを構築したりするのに大変有意義であり、今後も継続して取り組むことが肝要であると思います。
それはそれとして、"まちづくり"にはもう一つ大事な要素があります。それは、変化していく人口構成・ライフスタイル・環境に対応した "まち"自体を造る、云わば「ハード」 そのものです。
「ハード」 な視点で"まちづくり"を捉えた時、世界的にはすでに「最新技術を駆使してエネルギー効率を高め、省資源化を徹底した環境配慮型の街づくり」をコンセプトとしたスマートシティ・プロジェクトなるものが各地で始まっていますが、私たちが"まちづくり"を考えていく上でその動向を追っていくことは大変参考になるのではないでしょうか。
著名な例を挙げると、アラブ首長国連邦の「マスダール・シティ」、オランダの「アムステルダム・スマートシティ」、中国の「天津エコシティ」などですが、かつて(約2 、30年前)我が国でもてはやされたコンセプトが「インテリジェント・シティ」なるものでした。
昭和61年(1986年)に当時の建設省が定めた制度要綱によると、「都市におけるサービスの高度化、都市施設の運営の効率化、都市における情報機能の強化、快適な都市生活の実現等の観点から、高度情報通信基盤・システムを都市基盤施設の軸とし、都市基盤整備事業と一体的に整備することにより、高度な都市活動と良好な都市環境の形成を支援する事業」としてインテリジェント・シティ整備推進事業か創設されたそうです。
更に具体的には、「道路・公園・下水道等の都市基盤施設の整備と合わせて、高速かつ多量の情報通信又は情報処理を行うため必要な電気通信施設(光ファイバー、LAN、CATV 等)及びこれらを収容するキャプシステム、インテリジェント・ビル等の高度情報通信基盤とこれを活用した高度情報通信ネットワーク、各種アプリケーションシステムの整備を行うことにより高度情報化に対応した都市制度を推進していくもの」ということです。
引用が長くなりましたが、一言で言うとこれはつまり「都市インフラの整備」マターです。
我が国はこうした社会基盤の整備のおかけで、画一的な都市整備による"まち"の没個性化や大都市一極集中化を招き新たな問題を生んだにせよ、世界的にトップレベルの経済成長を遂げ現在の生活水準を享受するに至ったわけです。
現在我が国に於いて、マスコミがしきりに国民個人レベルでCO2削減やらエゴバッグ推進やら節約することを喧伝しているわけですが、世界各地で進められているスマートシティ・プロジェクトとは「次世代の都市インフラ(社会基盤)の整備」であり、2030年までに世界で約41兆米ドル(1米ドル82円の換算で3362兆円)もの資金が投資される見込みのある最も成長性のあマーケットであり、将来的なエネルギー供給不足に対応するための壮大な国家戦略であるわけです。
今後の"まちづくり"を考えていく上で、こうした視点を盛り込んで10年、20年後の「まちの未来予想図」を描いていくのも良いのかなぁ、と感じている今日この頃です。
それでは皆さん、あずさの車窓から、また来週(^_^)/~~
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