皆さん、元気ですかーーー!!?(アントニオ風)
実際はそんな風に聞いてはいない専務井上です。
数日前、ようやく国民不在の民主党代表選が終わり、アキ、否、イラカンこと管総理が代表選を制しました。
代表選と押尾学の話題が世間を賑わしていた傍ら、世界的なバランスシート不況は深刻になっているのが現状です。
国内において資金需要のない中、金融緩和による金融政策の効果は低く、政府による積極的な財政政策は待ったなしだと思うのですが、いやはやなんとも呑気なもんです(涙)。
そういえば9月15日付の市民タイムスで「制度資金 利用に陰り」というタイトルの記事がありました。市が中小企業に金融機関からの融資をあっせんしている制度資金の利用が前年度比36%減とのこと。デフレ不況という経済状況は松本平も例外ではない、その典型的な事例であると思います。
管首相、阿部知事、菅谷市長には迅速かつ適切な財政政策の実施を切にお願いしたい~!!とこれは一国民、一県民、一市民としてのつぶやきです・・・
さて本題。
今回の代表選で興味深かったのが、国会議員の獲得票と党員・サポーターの票に大きな差が出たことです。
管氏 小沢氏
国会議員 412票 400票
地方議員 60票 40票
党員・サポーター 249票 51票
党員・サポーターの票数の違いは確かに“民意の表れ”ととっても間違いはないのでしょう。あるメディアは、「国会議員の結果がいかに民意とかけ離れているか」と評していましたが、どちらが本当に正しい選択であったのか?それは誰にもわかりません。
私の先週のブログに「大衆(民衆)の支持=正解でないことは事実である」と青シャツさんの過激なコメントが書き込まれていましたが、正直一理あると思います。
いずれにしても“ねじれ国会”の中の政権運営であるためしばらく国政は混乱が続くでしょう。
最近選挙があるたびに我が国の “民主主義(デモクラシー)”について考えさせられます。
前回の参議院選挙の投票率57.92%と半分近い有権者が権利を放棄している現状もいいんだか悪いんだか、ですが、それよりも“民意”というものはいつでも正しい選択をしているのか?というと必ずしもそうではない、ということです。
独裁政治を肯定しているわけではないのですが、今の政治に求められているのは正しい判断が出来ない“国民の代表”よりも適切な判断が出来るリーダーなのではないでしょうか?
民主主義(デモクラシー)が一転、衆愚政治(オクロクラシー)に陥ってしまう・・・それだけは私たち国民が責任を持って回避していきたいものです。