月曜日ブログ担当の中田です。

先日、松本JCと松本のまちづくりのための協働運動をともに行ってる「松本のまちづくりを考える女の101人会議(女の101人会議)」さんが行っているアレチウリの駆除の活動に参加して参りました。もう何度となくこのHPでアレチウリ駆除のご案内や記事が掲載されていますので、改めて説明する必要もないかもしれませんが、御存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、改めてアレチウリについてご説明いたします。アレチウリとは侵略的外来植物で、その旺盛な繁茂により在来の生態系を破壊し、動植物に悪影響を及ぼしており、環境省も駆除すべき「特定外来生物」に指定しています(長野県HPより)。このアレチウリがどのような悪影響を及ぼすかというと、アレチウリに覆われた植物は光合成が出来ずに枯れてしまい、そこに住んでいた昆虫や動物も生きていけなくなってしまいます。その結果生態系のバランスが壊されてしまいますし、河川の美しい景観も台無しになってしまいます。またその茎はツルのように巻き付きながら高木をも覆い尽くし枯死させてしまうほどの成長・繁殖力が強いことや、根が残ると再生することから、「まわりの固有在来種が根こそぎ駆逐されてしまう恐れがある」として、2006年2月から駆除すべき「特定外来生物」に指定されました。長野県ではアレチウリを駆除するため、毎年、7月の最後の日曜日を「アレチウリ駆除全県統一行動日」とし、駆除を行う民間団体、市町村、県等が連携して、県下各地で駆除作業を行っています。

今回ご紹介しているこの活動は女の101人会議さんが主催するこの駆除活動を2006年より協働して活動しているものです。今回はその駆除活動も今年3回目、1回目が5月29日、2回目が7月3日、で今回の9月11日がその3回目でした。

長野県HPでもその駆除方法が掲載されていますが、この1年3回の駆除活動を継続して行うことが、最も効果的なんだということです。それも出来る限り根こそぎ手で抜き取る。機械で刈ったり、除草剤で駆除してしまうと、せっかく生態系を維持する目的でこの活動を行っているのに、元来生息していた他の植物までも刈り取ることになってしまうからです。

先日行った1回目、2回目の時期は本当に小さな弦を抜けばよかったのですが、今回はこの猛暑の影響もあったせいか、一面アレチウリで覆われている場所があったり、先ほどの説明の通り一本の木がまるまる覆い尽くされていたりと、改めてこのアレチウリの脅威を感じました。その様子は当HPの活動報告を見て頂ければと思います。

長野県のHPでは県内のアレチウリの駆除活動が閲覧できるのですが、さすがに長野県が「アレチウリ駆除全県統一行動日」を制定するだけあって、全県でその活動が展開されていることがわかります。特に諏訪地域などはかなり積極的に活動されていることも伺えますが、「女の101人会議」さんのこの活動がこのHPには掲載されていないように、同じような活動はほかにも県内で数多く行われているんでしょう。

そこで思うのは何で松本でも県全体でもこんなに多くの市民の方々が中心となって積極的に活動しているのに、あまり話題ともならず、市民に知られていないんだろうか、ということです。告知不足といえばそれまでですが、さすがにこれだけの活動が全県で行われていれば、少しぐらい知られていてもいいと思いますが、結局一般的にあまり関心も無いからなんでしょう。それだけにメディアを含め効果的な広報を行く必要があるのかもしれません。

しかしこのことからも我々の行っているJC運動も同じように効果的な広報を行わなければ中々広く市民の方々に理解されないし、知って頂くこともできない。また、イベントとかいっていいかどうかは別問題としても、市民を巻き込む事の出来る大きなイベントを主催して存在自体をもっとアピールしていくことも必要なんだと改めて思いました。それが結果的に入会者数が増えていくことにもつながりますし。でもこれはどの団体、会社でも同じなんですけど。