皆さん、お元気ですか?
毎週金曜日、平穏なあなたの生活に一石を投じるブログを担当している専務井上です。

たまには小休止し政治ネタから離れ身近な事柄に目を向けようかな、と思っていましたが、すでに時間も金曜日を回り9月11日になってしまい、最近の米国の衝撃ニュースを取り上げるいつものスタイルでお伝えしたいと思います。

テリー・ジョーンズという人物がにわかに注目を浴びています。(詳細はこちら(時事通信社)

9・11を目前に、イスラム教の聖典コーランを燃やすと宣言したフロリダ州のキリスト教福音派教会「ダブ・ワールド・アウトリーチセンター(Dove World Outreach Center)」の牧師ですが、アフガニスタンの1万人にも及ぶ抗議デモで1人犠牲者が出てしまうなど影響は世界中に及んでいます。

ジョーンズ牧師の愚行に対する批評は敢えてしませんが、このニュースで私が痛感したのは「米国の脆さ」「インターネットというメディアの威力のすごさ」です。

たかだかフロリダ州の田舎(ゲインズビル)の牧師(約50人の信者を率いている程度)がゲーツ国防長官をして直接電話を掛けさせ、大統領まで中止を呼び掛ける事態に発展するなど、正に世界を動かしてしまっています。

ゲーツ国防長官の「イラク・アフガニスタンの兵士の声明を危険にさらす」という懸念の表明からもわかるように、たかだか1民間人の愚行でさえも世界的な反米感情につながってしまう、というのが米国のこれまでの歩み(政策)のつけが回っているようで「米国の脆さ」を垣間見た気がします。

インターネットのない時代であれば、彼の行為が及ぼす影響は限定的なものであったであろうということは容易に想像できます。

インターネットというメディアを用いて情報が広がっていく過程に於いて、従来の既存メディアが取り上げることにより加速度的に世界に拡散した今回のケースからもわかるように、ネットによる情報伝達速度は群を抜いています。

従来のメディア(新聞・テレビなど)とは違うインターネットというメディアが今後益々台頭していく中でこれをどう利用し活用できるのか・・・?

JCに限ったことではないですが(それはいつものことです。)、私たちはこのことを真剣に考えていかなくてはいけないのだと思います。

それでは皆さん、また来週。