皆さん、お元気ですか?
民主党の代表選が話題になっています。正直カンかオザワか?って究極の選択ですよね。何だかなあ、て感じです。それよりも一刻も早く景気対策を実践してほしい、それが今最も国民が求めていることである、と思うのですが、皆さんもそう思いません?
あと一つ、民主党の代表選ってサポーターも投票権あるみたいですが、民主党のサポーターって“在日外国人”もなれるんですよね。
実質我が国の総理を決める代表選で投票権のない外国人が投票できる、ってこれって憲法違反じゃないんですかあ、民主党さん!?(不思議とマスメディアは取り上げません。悲しすぎる)
実は真に私が興味を持ったニュースをもう一つ・・・先月末で行われた自問党の記者会見に於いて「公共事業復活」を謳ったことです。
自民党の記者会見(8月30日)
結構重要な方針転換、だと思いました、ハイ。
さて、「スズキ・メソード」についてです。
時折自らが指導者である妻と様々な話をし、自分なりの「スズキ・メソード」像が雑駁ながら出来上がってきましたので、ご紹介します。(リアルな関係者にとっては私の稚拙な理解によるスズキ評を寛容なお気持ちでご覧ください。)
「スズキ・メソード」とは何か?
ホームページを見ると“音楽教室”という冠がついているため、一見ヴァイオリンやピアノを教えるヤマハなどの音楽教室と同類と思われがちですが、実際はちょっと違うようです。
俗に「幼児教育」と呼ばれていますが、「音楽」を通して心を育む「情操教育」を60年以上も前から提唱している団体が、スズキ・メソード≒才能教育研究会であります。(たぶん)
つまり、ヴァイオリンやピアノを弾けるようになること(音楽家を育てること)が目的ではなく、そのプロセスを経て子どもを、そしてその人格を立派に育てる(人を育てる)ということがスズキの最終的な目的というわけです。(個人的には、“音楽教室”と冠を付けるのは誤解を招くと思うので辞めたほうが良いような気がします。←妻の意見ではありません。)
そういう意味では、スズキ・メソードを「教育方法((≒母国語教育法)として捉える側面だけではなく「教育哲学」として捉える側面もあると思います。
今は亡き鈴木鎮一氏が確立されたので教育方法論として論じられることはいささかの問題もないでしょうが、実際はその根底にある「教育哲学」こそがスズキ・メソードたらしめているのである、と考えます。
「どの子も育つ 育て方ひとつ
どの子も育つ 親次第
どの子も育つ 先生次第
どの子も育つ 自分次第」
というお言葉からも窺えるように氏が訴えているのは「人間の能力は生まれつきではない。生きようとする生命の力が働いて、おかれた環境に自分を適応させ、その能力をつけていくものだ。つまり、どの子も育て方次第でそのように育つのだ」(引用:「愛に生きる」講談社)というお考えです。
正に環境の優劣が能力の優劣に強く作用するわけで、スズキ・メソードを全く知らない人が、3~4歳の子どもたちが上手にヴァイオリンを弾いている姿を目の当たりにすると子ども達の“能力”に驚くのですが、それは決して生まれつきそのような“能力”を持っているわけではなく、彼らの“成長の結果”を目にしているにすぎないのです。
「スズキ・メソード」に限ったことではありませんが、確かに「どの子も、うまく育てれば、みんな高くよく育つ。その可能性を備えて生まれてきている」わけですが、うまく高く育つかどうかはそのような環境が与えられるか?ということが先ずは大事であると言えそうです。
幼児期に於いてはその環境を与えらるか否かは「親(又は先生)次第」になるわけです。
つまり、最終的には「どの子も育つ 自分次第」と謳われているように、上手に弾けるかそうでないかは“自分”がどれだけ正しい努力を積み重ねたか?に行き着くわけですが、本人にその自覚がない幼児期にこそしっかり教えて育てる環境を、親が、そして先生が提供してあげることが何よりも大事である、という考えこそが正にスズキ・メソードの活動の根本にあると思います。
専務理事方針に「愛深ければ為すこと多し」という文面を引用したのも妻がスズキの指導者であるという背景がそこにあったからであり、夫である私が「スズキ・メソード」の哲学をより深く理解し、妻の活動をサポートする事は当然である、とは思うのですが、スズキを理解するのはなかなか難しいなあ、というのが実のところです。
以前は、スズキ・メソードの運動がもっともっと広がっていけば良い、と単純に考えていましたが、これはなかなか一筋縄ではいかない気がしています。それは、「スズキ・メソード」があまりに哲学的で奥が深い、ということもその要因の一つであろうと思うからです。
まあ、せめて発祥の地である松本の人間は「スズキ・メソード」の教育哲学に触れ、より深い理解を持っていても損はないであろう、というのが今日の結論です。
それでは、皆さん最後までお付き合いいただきましてお疲れ様でしたm(_ _)m。
また来週。