6月2日(水)に鳩山首相が辞任を表明し、どのメディアも飽きるくらい同じ報道をしていて国政もいよいよ混沌としていますが、皆さん、お元気ですか?今までずっとKYだった方が最後の最後で普通に空気を読んだことに逆にびっくりした専務井上です。

先週に引き続き「日本のGNH(後編)」のつもりでいましたが、そんな呑気なトピックよりもやはり今何よりもホットなネタについて私見を述べたいと思います。

結構前に金曜日ブログで日本にいる不思議な鳥についてご紹介して様々なトリが登場しましたが、まさかヒヨドリが出てきて自宅に連れていってしまったとは思いもよりませんでした。。

それにしてもハト山首相が辞任の理由を「普天間の混乱」と「政治とカネ」を挙げていたわけですが、

内閣支持率の推移(時事ドットコム)


本ブログでたびたび取り上げている時事通信社の世論調査をご覧いただくと(↓)、「普天間の混乱」を理由に「責任を取って辞任すべきだ」と答えている人が49.2%で、42.0%の「辞任する必要はない」という人と拮抗していることがわかり、「普天間問題を以て辞任すべき」という考えが世論の総意ではなさそうです。

ま、むしろ「政治とカネ」の問題が政権へ与えたインパクトは大きかったと思います。あれはどう見たって“脱税”でしたから・・・

世論調査ではどの程度のインパクトだったか判断しかねますが、いずれにしても世論にとって、「普天間」問題や「政治とカネ」問題云々ではなく、リーダーシップがなく、期待が持てない、ということが内閣不支持の主な理由で、一国の首相としての資質が問われていたのだと思います。
「国民の皆さんが聞く耳を持たなくなってしまった。」と思っている首相の理解と国民の気持ちの溝は最後まで埋まらなかったようです。

私が疑問に思うのは、「政治とカネ」の問題にけじめをつけるために“首相を辞任した”と一様にメディアでは報じられていますが、首相を辞めればけじめがつくのか?ということです。問題の解決は“辞めること”ではなく“事の本末を明らかにすること”だと思いますので、今後もマスコミの動向に注視していきたいと思います。

・・・それにしても樽床伸二って誰?と思ったのは私だけでしょうか?