珍しく体調万全な万年体調不良の奥村副理事長のお後を受けます、木曜ブログ担当の牛越です。
水曜日でしたか、鳩山首相が退陣した、なんていうニュースで大騒ぎでした。事業仕訳とか子供手当とか、善し悪しは別にして、いろいろ手がけた政権だったかと思いますが、基地問題で足元をすくわれたかっこうになったようです。
でも、面白い首相でしたよね。「福島大臣を罷免して社会党を連立政権から離脱せしめるまでに追い込んでしまった責任を私はとらなければならない」なんてことを、辞任発表の場でおっしゃってました。人が好いというのか、「それでも僕は君を愛している」みたいな台詞に、育ちの良さを感じました。
ま、政策の善し悪しや育ちの善し悪しはともかくとして、人に期待させることの危険性をまざまざと見せつけてくれた今回の騒動、一つ良い勉強になりました。
話が前後してしまうというか、卵と鶏のどっちが先か、みたいな話なのですが、そもそも国民の期待を集められなければ政権を取ることはできなかったわけで、期待値の高いところからスタートした鳩山政権、つまりこれが不運だったということなのでしょう。
最初から期待されていると、ちょっとやそっと凄いことをしても、大してインパクトがありません。逆に、一寸失敗じったりしただけでも「期待外れ!」と騒がれ、間違ってでかい失敗でもしようものなら「追放!」みたいな騒がれ方をする。因果な人気商売でございますなぁ、政治家って・・・。
逆に、期待されていない人間は楽ですよぉ。何と言ったって、でかい失敗しても「あいつだったら仕方が無い」と周囲は好意的に諦めてくれますし、ほんのちょっとの手柄でも「あいつにしては凄いじゃないか!」とベタ褒めしてもらえます。ただ、そもそも期待されていないという事実が微妙に切ない、ま、凡庸であることもまた因果な生き方ということになるようではございます。
とどのつまり、人に期待させない、これが社会円満の秘訣なのかもしれませんね。
日本の国政はこれから何処へ向かっていくのでしょうかねぇ。皆目見当もつきませんが、期待されて鳴り物入りでスタートする新政権は、とどのつまり下り坂をひたすらに進むしかない、悪党の末路と大差無いというところでしょうかねぇ・・・。
今年は県知事選もありますし、参議院の半数改選もあります。いっそ面倒臭せぇから衆議院も解散しちまぇみたいなことになるかも知れず、ちと楽しみな夏がやってくるようです。
夏はやっぱりこうでなくっちゃ!。
またぞろにっちもさっちもまとまりませんが、そんなところでまたの御目文字まで。
アイデンティティー育成室
担当副理事長 牛越 愼太郎
追伸:写真は松本市役所東庁舎南側の駐車場から撮った写真です。木々の緑と青い空が素敵な季節ですねぇ。
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「宇宙人」になりきって、ブレずに突き抜けられたら・・・それ位いい意味で「ブッ飛んだ」リーダーが今の日本には必要なのかもしれませんね。